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職場のコロナ鬱/ストレスを甘く見るな!命の危険は人間の最大の関心事で不安ストレスの原因

 
コロナストレスに悩む女性の写真
この記事を書いている人 - WRITER -
人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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「体験談:コロナストレスが原因?集中力が続かない頑張りたいのにやる気が出ないを運動で改善」という記事の中で「コロナストレス」ということに触れました。

ちなみに、現在(投稿日:2021年9月27日)、Googleで「コロナストレス」と言うキーワードで検索すると、約98,300,000件ものヒットがありますし、「コロナ鬱」でも14,600,000件の該当があります。

一口に「コロナストレス」といっても、コロナ禍での自粛生活(遊びに行けない、飲みに行けない等)が我慢できないことに対するものから、感染することへの不安や恐怖に対するものまで様々です。

今回は、感染することへの不安や恐怖に対する意味として「職場のコロナストレス」について取り上げてみたいと思います。

主に、経営者がコロナ対策を取ってくれない、職場内で密集したり、マスクなしや顎マスクでの会話などが横行していて、かつ経営者や上司等からの注意も行われない、コロナ対策を掲げているのにすっかり形骸化しているなどといったことが原因で生じる感染リスクへの不安やストレスに対して目を向けた記事です。

コロナストレス、コロナ鬱について

(本記事の中では)
コロナストレスとは、コロナ禍によって感じる不安やストレスを総称してコロナストレスと呼んでいます。
具体的には新型コロナウィルスの感染拡大や、ステイホームや外出自粛といった急激な環境の変化によって生じる不安やストレスのことを指しています。

特に、本記事は「職場での不十分なコロナ対策による不安やストレスが原因で精神不調に陥る可能性があることを危惧する内容ですので、マスクなし、顎マスク、鼻出しマスク、咳エチケットのない咳やくしゃみ、手洗い消毒といった感染対策が十分に取られていない、守られていない職場に対する従業員の不安や心配もコロナストレスとして捉えています。

さて、先日、お笑い芸人のくまだまさし氏が「コロナうつと診断された」ことを明かしていました。
コロナ禍による収入減により、不安が増大し、気分が落ち込んでいったとのこと。
最終的には12キロ痩せてしまい、やる気もどんどん低下。約2メートルの距離を歩くのに1分かかるなど、うつの症状に悩まされたそうです。

(あくまでネット情報によりますが)一般的に「コロナうつ」の目安となるうつ病や抑うつ状態の症状には以下のようなものがあるそうです。

  1. やる気が出ない
  2. 仕事に行きたくない
  3. 気分が落ち込みがち
  4. イライラする
  5. 睡眠障害
  6. 悲観的になる
  7. 頭痛、下痢、便秘

著書「スマホ脳」や「一流の頭脳」の内容を参照した上で、当サイトでも、以下の記事でコロナ禍によるストレスや不安が原因で睡眠障害やうつなどの精神不調に陥る可能性が高まっていることを言及していますが、もし、コロナ禍前に比べてこうした症状(前述の(1.)〜(7.))に悩んでいるのであれば、「コロナうつ」の可能性も否定できませんので、注意が必要です。

(1)体験談:コロナストレスが原因?集中力が続かない頑張りたいのにやる気が出ないを運動で改善
(2)【書評レビュー】スマホ脳のまとめ感想-スマホの影響・症状や予防・改善(回復)方法とは?

ちなみに、くまだまさし氏はコロナうつから奮起するために「何かをやることが健康に繋がると思って色々動いた」と述べています。実際、お金はいらないから皿洗いのアルバイトをさせてもらったりしたそうです。

なお、「一流の頭脳」によれば、「運動には「抗うつ剤」と同じ効果がある」そうですので、詳細が気になる方は、著書「一流の頭脳」、若しくは体験談:コロナストレスが原因?集中力が続かない頑張りたいのにやる気が出ないを運動で改善をご参照下さい。

紛争や脅威(ex.新型コロナウィルス)など生死に関わる情報には格段の関心を抱く

ようやく9月末での緊急事態宣言の解除がみえてきたところとは言え、つい先日まで第五波による感染爆発(全国各地で新規陽性者の最多を更新)のニュースが報じられていたのは記憶に新しいところです。

毎日TVやネットなどに表示されるコロナ関連のニュースを自然と目で追っていた方も多いのではないでしょうか?
(例えば、何時間も緊急搬送されない(病院の受け入れ先がない)、自宅療養者の死亡など)
同時に得も言われぬ不安やストレスが心を蝕んでいた方も多いと思います。

「スマホ脳(著:アンデシュ・ハンセン)」によれば人間は本能的に紛争や脅威(ex.今回のような新型コロナウィルス、コロナ禍など)のニュースに対して、格段の関心を持つように出来ていると述べています。

なぜなら、人間の歴史の99.9%の時間は飢餓や殺人、干ばつ、「感染症」で死んできたからです。
同時に、人間は飢餓や干ばつ、感染症から身を守るように進化してきたとも言えます。

その証拠に、「優れた免疫システム」感染を回避する行動(ウィルスや細菌の侵入を防ぐ予防手段など)も身に付けていますし、相手を見ただけで病気だと察知する能力や、感染した人の情報を欲する衝動も持っています(誰と距離を置けばいいのかが分かれば、病気をうつされず、自分の身を守れるからです)。こうした行動や情報は命に係わるほど重要なものだったからです。

今回の場合、新型コロナウィルスが自らの生死に直結する可能性があるからこそ、ありとあらゆる情報(新型コロナウィルスの感染状況、感染防止対策、ウィルスの変異等)に最大の関心を抱き、TVやネット等から情報を集めようとする訳です。
しかも、アルゴリズムの影響もあり関心があればあるほど、ネットやSNSに優先的に表示されるので、この行動に拍車がかかります。

2020年1月に日本でも新型コロナウィルスが確認され、その危険性が徐々に認知され始めた頃を思い出してみれば、TVやSNSから得られる新型コロナウィルス関連のニュースを見るのがやめられなかったはずですし、一日中情報が流れ込んできていたし、自らも情報を求めていたはずです。

また、同年3月に有名芸能人である「志村けん」さんが新型コロナウィルスでご逝去されたり、感染対策を徹底しているであろう病院等でも容易にクラスターが発生していたことから、自らの生死に関わるだけではなく、周りにいる大切な人にうつしてそれが原因で亡くなったりすれば取り返しがつかないことになるといった怖れも有り、その当時の不安やストレスは相当のものだったと思います。

その証拠に、2020年4月に発令された1回目の緊急事態宣言の際には、ほとんど街中で人の姿を見ることはありませんでした。
(下の写真参照)

2020年4月29日の1回目の緊急事態宣言中の天神地下街の様子
【写真の説明:2020年4月29日(第一回目の緊急事態宣言中)の天神地下街の様子(お昼12時頃)。祝日(昭和の日)にも関わらず、人の姿はほとんどない】

2021年9月現在、新型コロナウィルスに関しては、徐々にその症状や有効な治療法、人によってリスクが異なること(ex.高齢者や基礎疾患がある人は重症化のリスクが高いなど)などが明らかになってきています。また、世界中でワクチン接種が進んで、感染リスクや重症化のリスクも下がっています。

命の危険という意味で言えば、何も分かっていなかった初期の頃(日本で言えば2020年の3月、4月頃)に比べれば、だいぶ危機感が薄れ、不安やストレスも幾分マシになったように思われます

ですが、第五波のデルタ株のような感染力や免疫への抵抗力が強い変異ウィルスがひとたび発生すれば、私たちが日ごろ行っている感染防止対策では防ぎきれず、再び全国各地で感染爆発が起き、医療崩壊や自宅療養者の死亡といった悲劇を引き起こす可能性もあります。そういう意味では、もうしばらくは新型コロナウィルス関連で、命の危険を感じ不安やストレスを抱える日々が続くと言えそうです。

あなたの会社の社員の中にもコロナストレスでメンタル不調(ex.コロナうつ)を抱えている人がいるかも?

コロナうつに悩む男性の写真

新型コロナウィルスへの感染という、命の危険を感じる状況下では強い不安やストレスを生じる

普段ならそのまま流せる(目を瞑る)ような他人の行動であっても、新型コロナウィルスに関連する行動(ノーマスクや顎マスク、アルコール消毒しない、咳エチケットのない咳やくしゃみ等)は中々流すことが出来ず、わざわざ口にしないまでもストレスになっている場合があります。

実際、「コロハラ」という新しい言葉も生まれているぐらいです。
(「コロハラ(コロナハラスメント)」:一般的には、コロナに罹った人に対する、嫌がらせやいじめ、不当な扱いを指すことが多いですが、特段の理由がないのにわざと感染対策をおこなわず、周りに不安を与えるような行為も該当すると考えられます)

前述したように、それはやはり新型コロナウィルスが自らの生死に関わるからです。しかも、いざ飛沫感染等で感染してしまえば自らの命だけではなく、周り(両親や家族等)にも影響が及んできます。

仮に自分が陽性になっても、その他の関係者全員(家族、職場のみならず、そこから派生する濃厚接触者も含む)が陰性であれば良いのですが、クラスター等の発生状況を見ていると陽性になる方が可能性が高いです。
陽性であっても、ほぼ無症状かつ後遺症もなければ良いで訳ですが、中等症以上になる可能性もあります。
それこそ「なってみないと分からない」「神のみぞ知る」といった状況で、今風に言えば「ガチャ」みたいな感じです。

「新型コロナウィルスがただの風邪」であれば本当に良かったのですが、基礎疾患がなくても、酸素飽和度に異常がなくても、発熱が微熱程度であっても、急に重症化したり、最悪の場合亡くなる方もいらっしゃいます。(新型コロナだけの影響かどうかは分かりませんが)

(※2021年9月27日に新型コロナ治療薬「ソトロビマブ」が承認されたそうです。今後もコロナへの対抗手段が少しずつでも増えていくと良いですね)

正しく危機感を抱いている方にとって、他人からうつされる可能性のある行為(ノーマスクや咳やくしゃみなど)は、自身の命が危険に晒されているようなシュチュエーションに該当します。

それはサバンナ時代でいえば、猛獣と対峙しているようなものです。
そして、そうした危機的な状況下(強いストレスを感じると)になると、人間は「闘争か逃走か」を選びます。

サバンナ時代であれば、猛獣と戦って勝つか、一目散に逃げるか、といった選択肢となりますが、現代のコロナ禍であればどうなるのでしょうか。

「闘争」といっても狩りとは違って仕留めたり、捕獲したりといったことは出来ないので、相手に対してきちんと感染防止対策をするように指摘するのが関の山でしょう。

ですが、性格的な問題や立場によっては注意や指摘が出来ない方もいます。
例えば、社長や上司、目上の方などであれば、一般社員(パートさんなども含む)が指摘するのは困難でしょう。

であれば、闘争ではなく「逃走」を選ぶのが現実的です。
例えば、注意や指摘をするのを我慢して、そのまま応対したり、可能な場合はその場から離れるといった具合です。

サバンナ時代の場合、獲物(動物)は出会ったり出会わなかったりですし、命の危険を感じる時間も一瞬です(弱肉強食の世界なので、いずれにせよ決着は早い)。

しかし、会社の場合、一度や二度であれば躱せる(逃げれる)かもしれませんが、実際には何度も同じようなシュチュエーションに遭遇することの方が多いでしょう。

そうなると、命の危機とまではいかないまでも、毎日「いずれ会社でクラスターが起きるのではないか」「いずれうつされてしまうのではないか」といった強い不安とストレスに晒されることになります。

過剰に反応しすぎだ、リスクはゼロにはならないといった意見もあるでしょうが、現状、特効薬もなく、原因不明(基礎疾患もないのに若くして亡くなったり)で亡くなることもあるのですから、このように反応する従業員がいても不思議ではありませんし、表に見せないだけで感染防止対策をきちんと行わない他の従業員に対して、それ相応の不安やストレスを感じている方もいらっしゃいます。

そんな中、コロナ禍は気付けば一年半以上もの間続いています。
その間、このようにストレスを浴び続けているとすれば、うつ病(コロナ鬱)などの精神不調をきたす可能性も十分あり得ます。

その上、(できる業態・業種に限りますが)コロナ対策の一つで、テレワークの実施や社員の密度を下げるために出社日をズラしたりするといったことを取り組んでいる企業もあります。また、社内でも常時マスク着用で、会話もなるべく短く済ませる、密にならないよう昼休みを取るタイミングをズラすなどの感染対策も行っていたりします。

そうした状態ですから、必然的に従業員に目をかける機会が減り、社員の体調や心の変化に気づきにくくなっています
(コロナ禍前ですら、社員や部下の体調や心の変化に気づけず、過労死や過労自殺、メンタル不調などが起こっていた訳ですから、尚のこと発見が難しくなっています)

コロナに対する考え方にもよりますが、人によっては「命の危険」と感じるような方もいる訳ですから、コロナストレスを甘く見ては危険だと思います。

今ギリギリで我慢出来ているのは「見知った人」だから

「いやウチにはそうしたコロナストレスによる精神不調者はいないよ」という会社もあると思いますが、ひょっとしたら綱渡りをしているようなギリギリの状況かもしれません。

なぜなら、危険を感じている相手が「見知った人」であるということがせめてもの救いになっているからです。

これは近所の騒音問題と似ています。

例えば、子供たちの遊び声や遊ぶ音(バスケットやサッカーをする音など)に対して、「子供の声がうるさい」「遊んでいる音がうるさい」といった騒音のクレームが昔に比べて増えていると言われています。

色々と理由があると思いますが、一つに人間関係の問題が影響しています。

全く接点のない(人間関係のない)家からの音は例え小さな音であっても不快な音に感じますし、逆によく知っている家(例えば子供同士が友達、親同士が知り合いなど)からの子供の声は、微笑ましく感じられるものです。

(昔は、よその家の子供を見ても「煩い」とか「生意気な子供だ」と感じていたのに、いざ自分の子供や友人の子供が産まれると「子供が途端に可愛いく感じる」みたいなことです)

つまり、「ただの近所の子供」ではなく「誰々さんちの子供」「誰々さんちの所の◯◯ちゃん」といった具合に、顔や名前、が分かっているので、多少煩くても許容できた訳です。

そうした心理が職場の中でも働きますので、例えおざなりな感染対策しかしない職場の同僚であっても、人間関係が上手く緩衝材となって、不安やストレスの緩和に繋がっているので大事に至っていないのかもしれません

知っている人だからある程度大目にみることが出来るといっても、(従業員によっては)命の危険、生死に関わるような問題をそのままにしておくのは良くはないですから、早急に改善する方が従業員のためだと思います。

特に、苦手な上司や嫌いな同僚がおざなりな感染対策をしているのであれば、人間関係がコロナストレスへの緩衝材になることはないので、ただでさえ普段からストレスを感じているのが、より一層ストレスを与える相手となりえますので注意が必要です。

会社側もコロナ対策を無視すべきではない理由

これまでは主に従業員側の視点からみた新型コロナウィルスに対するストレスの受け方でしたが、ここからは会社側の視点でみていきたいと思います。

安全配慮義務がある

そもそも会社には安全配慮義務があります。
労働安全衛生法には以下のように定められています。

(事業者等の責務)
第三条
 事業者は、単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。また、事業者は、国が実施する労働災害の防止に関する施策に協力するようにしなければならない。

引用:労働安全衛生法 第三条第一項より

また、安全衛生法第七十一条の二、第七十一条の三の「快適な職場環境の形成のための措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るため必要な指針を公表するものとする。」に則り、「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」が公表されています。

当該指針には、ハード面(空気や温熱条件、心身の回復を図る施設の設置といった職場環境)や肉体的な面(作業負担の軽減や作業方法の改善など)についての言及もありますが、同時に「労働者が、その生活時間の多くを過ごす職場について、疲労やストレスを感じることが少ない快適な職場環境を形成していくことが、極めて重要となっている」とも述べられています。

さらに、厚生労働省によれば、

人が快適と感じるかどうかは、個人差があり、職場の環境という物理的な面のみでは測れませんが、多くの人にとっての快適さをめざすことを基本としつつ、各個人差にも配慮する努力を行うべきです。また、快適化の第一歩は作業環境等のハード面の改善を行い、人が不快と感ずる要因を取り除くことですが、それだけでなく、労働時間、安全衛生管理の水準、職場の人間関係、働きがいなども、人が快適さを感じるための重要な要因です。

引用:厚生労働省の職場の安全サイトより

とも述べてあり、コロナストレスを例に取ると、咳エチケットのない咳やくしゃみ、マスクなし顎マスクによる会話などの環境は人によっては多大なストレスを感じる可能性がある訳ですから、こうしたストレスを感じることが少なくなるよう職場環境を整えることも重要なことと言えます。

同調圧力を無闇矢鱈と肯定するものではありませんが、会社にとっても、取引先、顧客、お客さんを相手にする以上、従業員がきちんと感染防止対策を遵守することは良い事ずくめではないでしょうか?
(むしろ、遵守できていなければ、会社の評価を落とすだけだとも言えます)

ハーズバーグの衛生要因

以前、「コロナリスクと共存し事業継続するための経営戦略-withコロナ/afterコロナ- 」という記事の中でも触れましたが、ハーズバーグの「衛生要因」という考え方があります。

衛生要因とは「給与や作業条件、福利厚生など」を指し、これらが不足すると不満足を引き起こすものと考えられている要因のことです。

衛生要因は、これらを満たしたからと言って、満足感につながるものではなく、単に不満を予防する効果しかありませんので、現状では、新型コロナウィルスに対する感染防止対策の徹底は在って当たり前のものですので、これが出来ていなければ従業員に不満を引き起こすという訳です。

まとめ

これまで人間の歴史の99.9%の時間は 飢餓や殺人、干ばつ、「感染症」 で死んでいます。
つまり、元来「感染症」(今回で言えば新型コロナウィルス)は、人間にとって命の危険に値するものだった訳です。

文明の発展に伴い、「風邪で死ぬ」ということはほとんどなくなっていました。
しかし、現状、新型コロナウィルスに関しては、特効薬もなく、原因不明の死(それほど高齢でなくても死亡したり、基礎疾患がなくても死亡するケースなど)も発生していますので「(重症化リスクの高い人低い人がいらっしゃいますが)感染すれば命の危険に晒される可能性のある感染症」とも言えます。

感染すれば「命の危険」を感じるということは、新型コロナウィルスは人間にとって強い不安やストレスを与えうる存在だということです。

例えば、十分な感染防止対策が取られてない職場(ノーマスク、顎マスクでの会話や手洗い、三密回避、咳エチケットのない咳やくしゃみ)は、新型コロナウィルスに感染する可能性が高い訳ですから、そうした環境下にいる従業員は、個人差こそあれ日々不安やストレスを感じていると言えます。
(もちろん、感染防止対策をしたからといって、感染リスクをゼロにすることは出来ませんが…不安やストレスを下げることには繋がります

コロナ禍になり1年半以上の月日が経ちましたが、不十分な感染防止対策しか取れていない職場では、知らず知らずのうちに従業員の不安やストレスが溜まっているかもしれません。
ただでさえ、STAY HOMEや外出自粛で、気分転換やストレス発散をしにくい状況ですので、溜まりに溜まった不安やストレスが爆発して精神不調(コロナ鬱など)に陥る可能性も十分あります。

従業員が精神不調をきたさないよう、職場での従業員のコロナストレスを軽視することなく、経営者や上司が率先して感染防止対策を遵守するよう組織に働きかけることが肝要です。
(注意:疾患や体質によって感染対策の一部が出来ない従業員もいるので、その辺りは職場内で話し合い、かつ合意の上で、別途対応を取る必要があります)

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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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