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【原因と対策】新入社員の五月病は甘えだけでなく、OJTトレーナー、会社の責任でもある

 
悩みを抱える男性の写真
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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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2019年の目玉イベント「元号改正(平成から令和へ)」「新天皇陛下御即位」。
御即位に伴い、10連休という長いGWが設けられましたが、それもようやく終わりを迎えました(執筆時点:2019年5月9日)。

さて、例年、GWを過ぎると世間でよく聞かれるようになるのが「五月病」という言葉です。
今回は、「新入社員の五月病」に関する話をしたいと思います。

本記事は、「五月病」を医学的・専門的知識で解説するものではなく、あくまで私の会社員時代の実体験や知識、新入社員の指導経験などを元に記載したものとなります。

そもそも五月病って何?

頼りになるWikipedia(さん)によれば、

五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称。
医学的な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断される
抑うつ、無気力、不安感、焦りなどが特徴的な症状である。主訴には、不眠、疲労感、食欲不振、やる気が出ない、人との関わりが億劫などが多い。(引用:Wikipediaより)

五月病の説明に関しては、概ね皆さんの認識通りではないかと思います。

五月病に陥る原因は?

五月病の説明欄に「新しい環境に適応できないことに起因する」との記載があります。

新入社員にとっての「新しい環境」とは、当然「入社した会社」となります。
大企業、中小企業関係なく、どの会社に入社しようと、4月から全く知らない方々と1日の大半を過ごすことになります。
学生時代にも、新入学、クラス替えといったイベントで、見知らぬ方々と過ごすという経験はありましたが、会社への入社はこれまでとは全く趣が異なります。

初めて出会うといっても、これまでは、同年代、育った環境(同一地区、同一県など)も比較的類似している状況でしたので、初めての方同士でもなんとかなりますが、社会人になるとそう上手くは行きません。

自分の両親ぐらいの年齢から、一回りふた回り年齢が違う人など様々な年齢層と出会うことになります。年齢層のみならず、社長、副社長、部長など役職の違いもあります。当然ながら、社員一人一人に個性があり、育った環境(風習、文化なども含む)も違うので、性格、考え方、言葉遣いなどあらゆる面で自分とは異なる環境に身を置くことになります。例えば、誰かと会話ひとつするにしても、敬語を使ったり、気を使ったりと休む暇がないものです。

そういった中で、なんとか4月を乗り切り、5月の長期休暇(GW)へと入っていくことになる訳です。

「五月病」になるのは、本人の甘えのせいなの?

周りから責められる写真

多くの会社では、もし新入社員が五月病(モチベーション低下、無気力、生活態度の乱れなども含む)になった場合、本人の自己管理が甘いのが原因だと考えがちです。

勿論、社会人として自己管理が甘い部分が少なからずあるということは否定出来ないですが、果たして本人の自己管理不足だけのせいなのでしょうか?

私は、新入社員が五月病に陥るのは、会社側にも問題があると考えています。

ベテラン社員など社歴が長い方にとっては、新年度明けのいつもの一ヶ月間に過ぎませんが、新入社員にとって4月からGW前後までの一ヶ月間は、毎日が一杯一杯の生活で、とても不安でストレスが溜まる時間を過ごすことになります。

上司や先輩、取引先などとの人間関係の構築、研修やOJTを通じて仕事を覚えたり、或いは仕事で失敗したりと…。そのストレスは相当なものになります。

あなたが新入社員だった頃の自分を思い出してみて下さい。
入社当初は、右も左も分からず、毎日が「出社」、「仕事」、「帰ったら疲れてすぐ就寝」、そんな日々を繰り返していたはずです。

ましてや新入社員の中には、初めて親元を離れて新生活を始める方もいるでしょうし、住み慣れた街や友人がいる地元から離れ、周りには会社の方以外知り合いがいないという寂しい生活を送ることもあり得ます。
そういった状況下で一ヶ月を過ごし、長期休暇のGWを利用して地元に帰省して、ほっと一息。そこで、これまで気が張っていたものがふっと途切れて五月病に陥るのも無理はないのでしょうか。

(それにしても、「五月病」というネーミングセンスが秀逸すぎて怖い…。)

【対策】OJTトレーナーに任せっきりにせず、会社全体でサポートすることが大切

コミュニケーションを取る社員の写真

新入社員の五月病対策は規則正しい生活を!

一般的に五月病対策には規則正しい生活を送ることだと言われています。
つまり、「十分な栄養」「適切な睡眠」「適度な運動」が必要だということです。しかし、自宅で夕食を作るにも、ジムで適度な運動をするにしても、それを行える時間が必要です。そのためには、定時で退社出来る環境にしてあげるということです。

ジョギングをする男性の写真

まず、新入社員にとって、会社で大した仕事はしていなくても、ただ会社にいるだけでもかなりの疲労があります。
加えて、新入社員にとって、先輩達がまだ仕事をしている中で「お先に失礼します」と言うのは結構難しいものです。何故なら、まだ仕事があるのかどうか分からず、仕事があってもそれをその日のうちにやらないといけないのか、明日でも良いのかと言った判断が出来ないからです。
そもそも、「他の従業員(先輩・上司)が帰らないから、新入社員も雰囲気的に帰えれない」という事態に陥っていることすらあります。

そうしたことにならないように、上司なりOJTトレーナーが「帰れる」ような雰囲気を作ってあげる事が大切です。
その上で、新入社員にとっての一番の仕事は、「毎朝、元気に出社すること」だと伝え、そのためには何が必要か、何をしなくてはならないかを考えさせておくのです。(つまりは、「栄養」「睡眠」「運動」が必要だと言うこと)

OJTトレーナーに過度な期待をしない。

基本的に新入社員にはOJTトレーナー(新人を指導する先輩社員)が付くはずです。
ですが、OJTトレーナーといっても基本的には入社2〜5年程度の若手社員です。
そんな若手社員にとって、各々の仕事を抱えながら、新入社員を指導するのは大変です。どうしても自分の業務を優先し、新入社員をおざなりにしてしまうことも多いでしょう。

基本的に新入社員に失敗は付き物です。仕事のスピードも遅く、何度注意してもミスを繰り返すなど、非常に手が掛かります。時には、新入社員を「足手纏い」のように感じるOJTトレーナーもいるのでしょう。
(特に数字を求められる営業職であれば、自分の成績を維持しながらも、新入社員を育てろ!と無理難題を押し付けられるのですから大変です。)

だからこそ、会社として、OJTトレーナーの手が足りないところを、経営層含め会社全体でサポートする必要があります。決して、OJTトレーナーに任せっきりにすることなく、ちょっとした挨拶や会話でも良いので、新入社員に関心を向け続けましょう。また、会社もOJTトレーナーに対して数字ばかりを追い求めるのではなく、新入社員を育てている定性的な面での貢献も評価してあげましょう。
特に初めてOJTトレーナーをやるような社員に、自分の営業成績と新入社員の成長という二足の草鞋を履かせることは少々酷です。

新入社員を放置プレイしない。

一人ぼっちの女性の写真

中でも、新入社員にとって、仕事を与えられず、放っておかれることは何より辛いことです。
OJTトレーナーが何も指示を与えず外出しているようであれば、周りの方が何か仕事を与えてあげましょう。仕事の悩みを聞いてあげたり、雑務や自分の業務を手伝わせてみたり。但し、その雑務や業務にはどんな意味があるのか、どういった目的でやっているかといったことは説明するようにして下さい。効率重視というか、意味のないことや無駄なことをするのは嫌いという新入社員も多いですから(笑)

もし、OJTトレーナーから指示が与えられているようであれば、作業進捗を確認したり、助言してあげたり邪魔にならない程度に目を掛けてあげて下さい。黙々と作業をする時間も大切ですが、入社当初は周りとのコミュニケーションも大切です。

新入社員だからと言って、便利屋のように扱い過ぎるのはダメですが、新入社員も拙ないなりに何かしら役に立つことが出来たと感じて、「職場にいても大丈夫なんだ」という安心感を持てるように働きかけましょう。この「安心感」こそが、新入社員が新しい環境に対応するために必要なものと言えます。

まとめ

いよいよ、GWも終わり本格的に五月病と闘う時期になりました。
今年(2019年)のGWは10連休と言うこともあり、気が緩みやすいです。
各々が規則正しい生活を心がけることは勿論ですが、新入社員が働きやすい職場となるよう経営者が率先して雰囲気づくりを行いましょう。

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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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