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アルコール量(お酒)とコロナ感染防止対策はトレードオフ?コロナで飲み会がなくなる?変わる?

 
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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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緊急事態宣言解除後は、夜の飲食業が注目を集めています。

夜の飲食業と切っても切れない関係といえば「アルコール」です。

社会人になると、仕事終わりに飲む一杯は格別に美味しいと感じるようになりますし、時には仕事のストレスを発散するためや友人との仲を深めるために、お酒を嗜む時間を持つことはとても大切だと思います。

しかし、残念ながらナイトクラブ、ホストクラブなどでは若者を中心にクラスターが発生したりもしてますし、営業再開となった今でもまだまだ問題を抱えているのが実情です。
そう言えば、4月のコロナ禍の中、慶應義塾大学病院研修医40人が懇親会をして感染したというニュースも報道されましたね。

さて、今回は、アルコールとコロナ感染防止対策の関係について、考察してみたいと思います。

注意:本記事は「感染のリスクがあるから夜の飲食業の営業をするな」、「アルコールを提供する飲食店=コロナに感染する」ということを言いたい訳ではありません。
また、若い人が危機意識(予防意識)が低い、中高年が危機意識(予防意識)が高いと断定するものでもありません。正直、コロナに関する危機意識(予防意識)はその人次第という部分が大きいと思います。

ただ、アルコールを伴う場ではそのアルコールの性質上、新型コロナウィルスの感染経路となる飛沫感染や接触感染の可能性が上がるので、コロナの感染防止を徹底するのが非常に難しいと感じたので、それを個人的な感想として本記事にまとめたものです

アルコール量とコロナ感染防止対策(の実践度・実行度)はトレードオフの関係?

さて、お酒は「酒は百薬の長」と呼ばれる通り、適量であれば何の問題もないですが、「酒は飲んでも飲まれるな」という諺があるように、お酒の量が増えれば自分を見失ったり、身を滅ぼすことにもなりかねないものです。

皆さんも一度や二度、やらかしたことがあるのではないでしょうか?
(私は、お酒を飲み過ぎると眠てしまうタイプ。何度、電車やバスを寝過ごしたことか…)

コロナウィルスの感染経路(飛沫・接触)を踏まえると、アルコール量が増えるほど自制できなくなるので、感染リスクが上がることになりかねません…。

例えば、居酒屋でのアルコールの摂取を考えると、

(あくまで個人的な意見です。科学的な根拠に基づくものではありません)
・マスクを外して飲食、会話をする
・飲食物の食べ回し・飲み回しが行われ接触機会が増える
・酔って自制ある行動が取れなくなる
・大声で話したり、叫んだりする
・ハイタッチやハグ、握手など、接触が増える
・お互いの距離感も近くなる
・アルコールで注意力が散漫になる
・トイレの回数が増え感染リスクが高まる
 →共有トイレは感染リスクが高いと言われています。
 →また、居酒屋等のトイレは深夜になればなるほど、
  清掃が間に合わず衛生面が悪化する所が多くなりがちです。
 →皆さんも少なからずご経験があるのでは?
 (個人的にカラオケとかは…トイレで誰か寝てたり、嘔吐系とか結構ひどい)

おそらくこうしたことが起きやすく、昼間はきちんと出来ていた感染防止対策がなおざりになりがちです。

そして、知らず知らずのうちに大声での会話やハイタッチなどで、飛沫感染や接触感染の可能性も高まるので感染リスクも高くなります。

今後、有効なワクチンができるまでの間は、三密を防ぐための人数制限(少人数化)、入り口での消毒・検温や(他の方に迷惑にならないように)個室化、営業時間内での共有部分の清掃・消毒、あるいは提供するアルコール量の制限(お店の経営を考えると難しいと思いますが…)などが必要になることでしょう。

どのお店でも、このような対策は当然取っていたり考えていたりすると思いますが、それでも感染を拡大を防げず、冒頭で触れた通り、東京では若者を中心とした感染者が夜の街から出ているようです。
■ 【独自】「肩組んだり…3密状態だった」感染女性が語るホストクラブ内の接客実態(← 現在はニュース記事が削除されています)

入店時まではマスクを付けていても、お酒を飲んだり食べたりすれば、いちいち付けたり外したりするのが面倒で、マスクは外しがちになりますからね。
やはり、軽症や無症状の陽性者がその場にいれば、対策をしていてもコロナを完全に防ぐのは難しいようにも思います。

コロナで飲み会がなくなる?やり方(基準)が変わる?

緊急事態宣言下の外出自粛期間中は、リモートでの飲み会が流行りました。
リモートならではの良さ(感染リスクゼロ、移動時間ゼロ、遠く離れていてもできる)はありますが、若い人達の間ではやはり物足りない部分もあるようです。

人間は本質的には一人では生きられず誰かと関係を持たなければ生きられない生き物です。その中には、やはり対面での触れ合いやその場に一緒にいることによる臨場感、雰囲気といったものを求めます。

やっぱり直接会って話す方が表情や声のトーンも伝わりやすく、話もしやすいですからね。

そうした面で言えば、飲み会がなくなるということはないでしょうが、飲み会のやり方(基準)が変わるでしょう。

入店前の手洗い消毒、検温や少人数化、対面ではなくカウンター形式の横並びや出来るだけマスクを付けたり小声で話したり、仕切り板を設けたりと今までにない様式に変わることでしょう。

実際、串カツのタレが漬けダレではなく、ボトルでかけるタイプに変わったり、バイキングも、お客が取りに行くではなく、お店側がトレイに載せて運ぶことで三密を防ぐような形式へと変化しています。
また、ナイトクラブ、ホストクラブなどの接客を伴うものであれば、お客さんとの距離を取ったり、お互いにマスクを着用したまま、フェイスシールドを着用したままでの接客も始まっています。

リモートでの飲み会も、コロナの危機意識が高い方を中心に需要はあるはずなので、来店形式での飲み会と区別され一定数は残ると思われます。

大衆居酒屋と上品で落ち着いたお店とで更なる二極化が進む?

偏見かもしれませんが、私の実体験を踏まえると、大衆居酒屋チェーン店は価格も安いため若年層の利用が多いだろうと思います。また、サークルやパーティーなど大人数で利用することも出来るので、三密になりやすいというのも特徴です(価格安い分、人数を入れないと損するという、大衆居酒屋の特性もあり)。

一方で、上品で落ち着いたお店は、接待での利用や雰囲気を求め、ある程度価格も高く、経済力に余裕のある中高年の利用が多くなります。

個人的にも、年齢を重ねるにつれ、大学生や若年層が訪れる居酒屋(例えば、大衆居酒屋チェーン店)には次第に近寄らなくなりました。
これは大人数でワイワイ騒ぐよりも、少人数で落ち着いたお店でお酒を飲んだり、会話を楽しむと言ったことを好むようになったからだと思います。飲み方もだんだんと大人になってきますしね。
(とは言え、個室があったり落ち着いた雰囲気であれば、大衆居酒屋でも利用しますけど)

今回の新型コロナウィルスへのリスク回避の観点から、こうした棲み分けが更に深まるかもしれませんね。

(参考記事)
恋人と手をつなぎ・マスクなし・大声で騒ぐ集団…歌舞伎町「若者だけ戻ってきた」

大衆居酒屋を利用する若年層は、自身が若いから仮にコロナウィルスに感染しても大丈夫、重症化しないといった意識が働き、コロナ感染防止対策も甘くなるかもしれません。

一方で、中高年が新型コロナウィルスに罹れば一大事になる可能性がある(会社への影響や役職に伴う責任もある)ので、お店選びは慎重にならざるを得ません。

【注意】
とは言え、若くても危機意識の高い方、中高年でも危機意識の低い方がいらっしゃいますので、「年齢が〜」という区分がそのまま当てはまる訳ではありません。
中高年でもコロナのリスクなんて気にせず飲み歩く方もいると思いますので、最終的には人によるということを付け加えておきます。

そして、お店や客層の違いが、そのまま飲み方の違いにも現れます。
大衆居酒屋の場合は、大人数が集まり騒いで飲むことが多いでしょう(もちろん、少人数でまったり飲むという方もいます)。
現状では、三密対策のために、人数制限がかかっているところが多いので、以前のような大規模な飲み会は開催されないと思いますが、居酒屋内ではなく路上で大人数で騒いでいたり、どこぞで20〜30人規模のパーティーをやってクラスターが発生したという話もありましたのであながちないとは言えません。
また、今の時代、一気飲みや飲み競争はないと思いますが、その場の雰囲気や自粛明けの開放感から、自分のアルコール許容量を超えてしまい、酔っ払ってベロベロになる方もいるかもしれません。
(「大衆居酒屋が悪(アク)」という訳ではありませんが、客単価などを考えるとある程度人数を収容しないと利益が出ない体質ということは背景としてあります)

一方で、上品で落ち着いたお店であれば、スマートに大人な飲み方をする方が多く、また単価も高く、収容人数も少なめで、比較的行き届いた対応(コロナ対策も含む)ができる分、安心感はあるのかなと思います。

コロナ感染防止対策を徹底して、安心安全を売りにする!?

百人百様と言われるように、感染予防に対する意識も様々ですから、お店側が頑張るしかない部分もありますが、逆に徹底した感染防止対策を取ることで「安心安全に飲める居酒屋」を売りにして、その分、価格単価を上げる方法もあるのかもしれません。

仮に安全重視で考えるならば、

・アルコールの提供量の制限
 (例えば、理性を保てるようにアルコールは2杯までとか)
・共有部分(主にトイレ)の清掃・消毒の徹底
・ルールを守らず周りに迷惑をかけるお客さんは速やかに退店させる
・少人数単位での入店
・横並び(カウンター)などを率先利用
・感染拡大防止のため、入店時の連絡先の記入(但し一定期間後には削除)
・入店時のアルコール消毒、検温
・出来るだけ、マスクを着用して会話をしてもらう(現実的には難しいか…)
・リスクを下げるため、滞在時間を短時間で済ませてもらう
・仕切り板の設置(or個室化)
・二次会客の受け入れ中止
 (理由)
  →既に出来上がっていて自制が出来ていないもいる
  →他店での共有部分や周りの人との接触から、
   既にウィルスを持ち込んでいる可能性もある
  →スタッフが接客に忙しくて、入店時の消毒、検温などが不十分となる

と言ったことが考えられそうですが、果たしてここまですると採算が合うのだろうか…。とは言え、安心安全を謳うのであれば、試行錯誤しながらの業態変化が求められそうです。

間違いなく「安心安全」を買う客層は一定数いるはずですが、そうした慎重派が飲みに出歩くのは実際まだまだ先になると思われます。

とは言え、飲食を共にした中にコロナ陽性者がいればほぼアウト(それだけ感染力が強い)!?

疑問を持つ女性の写真

福岡市で6月10日に感染が判明した方は、5月末まで東京に滞在歴があったそうですが、その陽性者と6月3日に飲食を共にしていた濃厚接触者も6月11日には陽性反応が出ていました。
また、11日に陽性が判明した方の濃厚接触者に対するPCR検査の結果が、本日6月12日に出ましたが、更に4人陽性反応が出たそうです。
ニュースなどの報道によれば、6月3日の飲食店での飲食の際には、10日と11日の陽性者に加えて、別に複数人の友人と一緒だったということです。
ちなみに12日の陽性者が3日の飲食の場にいた友人なのか、それとも別の場所での濃厚接触者なのかは現時点では不明です(6月12日現在)。

(参考:時系列)
10日 1人陽性者が判明(5月末まで東京滞在歴、6月3日に飲食店で飲食)
11日 2人陽性者が判明(10日の陽性者の濃厚接触者)
12日 4人陽性者が判明(11日の陽性者2人の濃厚接触者)

これで「軽症」と言うのか。新型コロナ感染で入院中、渡辺一誠さんの手記
ちなみに、こちらに書かれた手記の中でも、打ち合わせ後に一緒に食事をした方が陽性になったと伝えられています。(うつした可能性が思い当たるものとして、カレーを食べ回した覚えがあるそうです)

先に紹介したホストクラブの例や、福岡の例もそうですが、飲食を共にする場に、新型コロナウィルス発症前後の方や発症後・無症状者がいれば、かなりの確率でうつってしまうのではないか?と思ってしまいます。
福岡の例も、詳細はわかりませんが、飲食店側も相応のコロナ対策(手の消毒、座席数の削減、換気)をしていたと思いますが、結果がこれ(感染)ですから、新型コロナウィルスの持つ強い感染力に頭を抱えたくなります。

【注意】
感染者を責めたり、悪く言う意図は全くございません。
福岡市の例を挙げたのは、陽性者と濃厚接触の状態にあるとコロナに感染する可能性が非常に高いように思われ、新型コロナウィルスの感染力の強さが目を見張ります。

まとめ

あくまで個人的な意見ですが、「夜の飲食業でのアルコールとコロナ感染防止対策」ということで考察してみました。

一刻も早く昔のように、仲間と集まってみんなでワイワイと飲みたいですが、誰が陽性者で誰が陰性者か判断できない状況では、感染リスクが全くないとは言い切れません。

誰かと飲食を共にするにしても、自分自身の注意はもちろん、相手にも自分にうつさないという意識で接してもらうことが必要です。それでも、アルコールが入れば、「少しくらいなら大丈夫」、「きっとかかってないから大丈夫だよ」、とたがが外れてしまうこともあるので要注意です。
酔っ払えば、マスクや手洗い、ソーシャルディスタンスといった基本的な感染防止対策すらあやふやになる可能性もあります。
また、自分達のみならず、お店の中での感染(共有部分や他人の飛沫や他人との接触)も注意しなければなりませんが、その注意力自体がアルコールの摂取により疎かになりやすいということも忘れてはなりません。今までは大丈夫だった行動がwithコロナでは油断(感染リスク)に繋がります。

経済を回していく必要はありますが、飲み会や密集するような場所(カラオケや混雑)などは、その地域の感染状況やその場所の感染防止対策の程度などをみながら、慎重に行動したいところです。

兎にも角にも、新型コロナウィルスに罹らない、他人にうつさないよう各々が感染防止対策を続けて、コロナ終息宣言やワクチンができる日まで頑張りましょう。

ただ、個人的なことを言えば、お互いを大切に思っていれば、未だ感染リスクのある現状では、気軽に飲みに誘ったり会ったりことは出来ないと判断するのが大多数なのかなと思います。
万が一、飲みに誘って相手や友達が感染したら非常に申し訳ないですからね。
仮に自分達自身は陰性者だったとしても、飲食店やその場にいるお客さんの飛沫感染や接触感染で感染してしまう可能性も否めません。そして自分達が罹れば今度は家族などにも感染が広がる可能性がありますからよく考えて行動したいですね。

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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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