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働きながら中小企業診断士に一発合格!体験記、勉強期間・時間、勉強法や直前・二次試験対策

 
合格体験記用の中小企業診断士の合格証
この記事を書いている人 - WRITER -
HOP CONSULTING
人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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本日(投稿日:2019年12月25日)、中小企業診断士試験の二次試験(口述試験含む)の合格発表がありました。これにより、令和元年(平成31年)度の合格率が確定(一次:30.2%、二次・筆記/口述:18.3%)したことになります。

中小企業診断士試験に合格するには、8月の真夏の中、7科目2日間に及ぶ一次試験、10月の模範解答が分からないブラックボックスの二次試験(筆記)、そして12月の合格率ほぼ100%と言われる二次試験(口述)と3度に渡る(一次1回、二次2回)試験をくぐり抜ける必要があります。
今年はやけに一次試験の合格率が高かった(例年20%前後)ようですし、二次の口述試験も3名ほど不合格でしたが(試験で落とされたというより、未受験なのかもしれませんが…)、それでも一発(ストレート)での合格率は単純計算で「5.5%」(一次・30.2%×二次・18.3%)となりますので、やはり難関資格に位置するのだと思います。

さて、これまで取得した難関国家資格のうち、「中小企業診断士」の体験記だけは未投稿でした。今回、「2013年度版 中小企業診断士試験 合格の秘訣(TAC出版)」に寄稿した内容を参考に、当時を思い出しながら、本サイト用に刷新、執筆しました。
私が合格した2012年12月26日から実に7年が経過しているので情報の古さや当時の記憶が曖昧な点が多々ありますが、その点は何卒ご容赦願います。

【この記事(合格体験記)を読むことで分かること】
・合格にかかった勉強時間勉強期間
勉強法勉強スタイル一日の時間の使い方
直前期二次試験対策でどのような勉強をしたか
試験当日の様子や受験して感じたこと
・例え模試の合否判定が悪くても、最後まで諦めないことが大切!
【この記事を読んで欲しい人(ターゲットとする読者)】
これから中小企業診断士試験の勉強を始める方
・合格者の勉強法や勉強スタイルなどを参考程度に知りたい方
(資格の勉強法に「これが正解」というものはないと考えています。それは極論すれば、合格者がやっていた勉強法は全て正しいと言えるからです)

目次

中小企業診断士の資格とは?試験概要とは?

取得したい資格No.1になったことも

色々と語るよりも、こういうキーワードを上げた方が、好きな人もいるかもしれませんね。
中小企業診断士の資格は「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格 第1位」に輝いたことがあります。

取得を目指す背景として、以下のようなものが挙げられます。

・スキルアップやキャリアアップのため
・企業経営に関わる知識や横断的な幅広い知識が身につけられる
・ロジカルシンキング、問題解決力、発想力などが身につけられる

これらに関しては私も特段異論はありません。
多岐にわたる試験科目を学ぶことで、数字やIT知識、法律、経営理論、経済、社会情勢(統計情報)など、普通のサラリーマン生活をしていたら学ばない、目に止めない事柄を学ぶことになるので、広く浅くとはいえ知見が広がります。そのため、あらゆる分野に勝手にアンテナが立つようになります(試験勉強で齧った内容に自然と興味を引くようになる)。

診断士業務はAIによる代替可能性が低い

先日、「【書評:「承認欲求」「承認とモチベーション」で有名・太田肇の著書】「見せかけの勤勉」の正体(成果主義、やる気主義)」で少し触れましたが、将来今ある仕事の約半分がAIに取って代わられると言われています。

しかし、そんな中でも、中小企業診断士の業務の代替可能性率は「0.2%」と言われています。他の士業では、「弁護士」の「1.4%」が診断士と同レベルで、あとは「社会保険労務士:79.7%」、「税理士:92.5%」、「行政書士:93.1%」といった具合です。

「経営コンサルト」は誰でも名乗れると言われる通り、「中小企業診断士」は「名称独占」というだけで、他の士業と違い「独占業務」がありません。
逆に、他の士業の独占業務を侵略しなければ「何でも出来る」とも言えます。
診断士自身は人間ですから、人間一人一人個性があるように、診断士一人ひとり「やり方」が異なる訳ですから、定型化が難しいということが言えます。だからこそAIによる代替可能性が低いと判断されたのでしょう。

中小企業診断士の試験概要

一応、試験概要にも簡単に触れておきますが、この記事の本題ではないので、詳細が知りたい方は「診断士 試験概要」あたりのキーワードでググってみて下さい。

私が受験した当時と比べ、開始時間や休憩時間などが変更されています。
個人的には、休み時間が30分から40分と長くなったのは頭と体をリフレッシュする意味でも良い変更だと思います。

【一次試験】
科目の配点はいずれも100点で、総得点で6割以上(420点以上)でかつ、40点未満の科目がない場合、一次試験合格となります。また、科目合格制度(60点以上)があり、3年間有効です。

【2020年の受験時は、試験日程変更に要注意】
2020年はオリンピック開催に伴い、一次試験は7月中旬の土日と変更になっており、通常よりも2週間程早い開催となる見込みです。二次試験は例年通りの予定とのこと。(詳細は、こちらをご参考下さい)

日程
(通常8月上旬)
(2020年は7月中旬)
試験時間 科目
1日目9:50〜10:50(60)
11:30〜12:30(60)
13:30〜15:00(90)
15:40〜17:10(90)
経済学・経済政策
財務・会計
企業経営理論
運営管理
(オペレーション・マネジメント)
2日目9:50〜10:50(60)
11:30〜12:30(60)
13:30〜15:00(90)
経営法務
経営情報システム
中小企業経営・中小企業政策

【二次試験・筆記】
事例○は、「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例○」が正式名称となります。

日程試験時間科目
10月中下旬9:40~11:00(80)
11:40~13:00(80)
14:00~15:20(80)
16:00~17:20(80)
事例I
事例II
事例III
事例IV

【二次試験・口述】
二次試験に出題された事例について、試験官から口頭で数問質問されるので、それに答えていく形式です。基本的に受験生のコミュニケーション能力を見る試験だと言われているので、ほぼ100%合格する試験と言われていますが、ごく希に合格率が100%じゃない時もあります。(今回(平成31年度、令和元年度)は3名不合格のようです)

資格を目指したきっかけ

TAC出版の「合格の秘訣」や「プロフィール」にも書いていた通り、異動を機に取引先の経営者と話す機会が増え、「経営全般の知識」を身につけたいという思いが強くなりました。「経営に関することに答える」というのは本来自分に求められる仕事以上のものでしたが、「取引先の役に立ちたい」という気持ちや異動したばかりとは言え「早くこの部署でも戦力になって会社に貢献したい」という思いもありました。あとは「何か経営・財務面でアドバイスがあればお願いしますと経営者の方に質問されても、何も答えられない」という自分の「無力さ」が何よりも嫌でしたね。
そうした背景もあって、私のような一介のビジネスマンでも経営全般の知識を身に付けられそうな資格として目をつけたのが、「中小企業診断士」という資格でした。

勉強スタイルは迷わず資格学校(教室講座)を選択

簿記3級程度ならまだしも、ある程度の難関資格を独学で勉強して合格するという発想もないですし、その自信もなかったので、迷うことなく資格学校の門を叩きました。当時、資格の大原で簿記2級講座を受講していて、資格学校のメリット(授業が分かり易い、自習室が使える)を体験していたことも後押しとなりました。ただ、生講義(教室講座)の有無で「資格の大原」ではなく「資格のTAC」を選ぶことになったのはご愛嬌です(笑)。

「中小企業診断士」=「企業の経営に関わる知識を横断的に身につけることができる」という謳い文句に惹かれ割とあっさり受講を決めたので、実は中小企業診断士の試験概要(どんな科目を学ぶのか、二次は筆記がある)や資格の難易度などは、ほとんど知らないまま受講していました。

なので、受講後しばらくして受講生同士での親睦会で、「1回の受験で合格するのは難しい」と言った話を聞き、「(その難易度の高さに)えー、そうなんですか!?」と驚きの声を上げたのを今でも覚えています。

ただ今となっては、受講を決める前に、「難易度」や「合格率」などの「現実」を知っていたら、色々と理由をつけて及び腰になり資格を目指すという決断を下せなかった可能性もあります。今思えば、無知で怖いもの知らずの状態で一歩踏み出したのが良い結果に繋がったのだと思います。

勉強期間と勉強時間は?

「勉強期間」は、2011年10月から2012年12月までの14ヶ月間です。「勉強の開始」=「資格学校の教室講座の開始」です。

「勉強時間」は、一次・二次合計で「820時間」
その内訳は、一次試験700時間、二次試験120時間です。
この勉強期間の中で、簿記2級(受験日:2011年11月)、ビジネス実務法務検定3級(同:2011年12月)、同2級(同:2012年12月)の勉強をして合格しているので、中小企業診断士の一次試験に関係する勉強時間もう少し多い時間にはなります。

勉強した科目の順番

勉強した科目の順番は、講義スケジュール通りだったので、最初が「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」「経済学・経済政策」「経営情報システム」「企業法務」、そして最後が「中小企業経営・政策」でした。

よく見ると勉強した順番は、二次試験で必要となる科目(「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」)から先に学んでいるんですよね。早く勉強する分、復習や知識の定着に勉強時間が使えるようにということが考慮されているのだと思います。

その証拠に、資格のTACでは、後半の3科目(「経営情報システム」「経営法務」「中小企業経営・政策」)を暗記系科目と位置づけ、1回目の受験でこの3科目を科目合格し、2回目の受験で残りの4科目を受験して一次試験を突破し、二次試験に余裕を持って臨むという1.5ヵ年コース(受験当時はなかった)というものもあります。

一日の時間の使い方は?

毎日勉強するって慣れないとすごく大変なんです。

まずは、私の当時の学習環境をお伝えしておきます。

2011年の4月から資格の勉強をやり始め、6月の簿記3級、11月の簿記2級までの勉強期間約8ヵ月を通じて、「ようやく毎日の勉強が習慣化した」という状態でした。

また、資格の学校に通うということは、結構高額な身銭を切っているので、嫌が応にも勉強しないといけないという気持ちになります、加えて「中小企業診断士試験の勉強をしていること」を会社にも伝えていたので、職場からも少なからずプレッシャーがあるという状況でした。

つまり、何が言いたいのかと言えば、それぐらい(勉強をする、あるいは勉強をしなければいけないという)環境を整えた上で試験勉強をしていたということです。そこまでしても「勉強しない」という日が少なからずありました。
特に「今日は家でやろう」と思ったりすると、大抵テレビやネットサーフィンに夢中になりほとんど勉強していないということを何度も繰り返した覚えがあります(笑)。その度に後悔しましたが、それでも同じことを繰り返す体たらくぶりです。ホント、人間って弱いものですね。

実は、資格勉強をする上で一番大事なことは、頭の良し悪しではなく、この「毎日コツコツ勉強出来るか」ということだと思います。特に難関資格に関してはこの傾向が顕著だと思います。

私の一日の時間の使い方

勿論、勉強出来ない日も、しない日もありましたが(特に朝の勉強(笑))、概ね以下のようなスタイルです。

【平日】
・朝出社前(7時から8時半)に1時間程度。
・就業後、19時から21時半で2時間程度。
【土日祝日】
・朝から晩までTACの自習室利用
(9〜10時頃から18時頃まで、場合によっては21時過ぎまで滞在)

あとは、年次有給休暇が取得出来そうな時期は、有給を取って勉強に当ててました。有給は遊びのためではなく、勉強するためといった使い方でした。

先に述べた通り、こうした毎日の勉強が習慣化するにはある程度時間がかかると思って下さい。特に社会人になってから、1日の中で勉強や読書をする時間を恒常的に設けていない方は尚更です。

差し当たって、ひとまず勉強の習慣化が身に付くことを目標にするべきだと思います。

勉強の習慣化のコツは2つです。
ひとつ目は、仮に勉強しない日があっても必要以上に自分を責めないことです。
人間は環境の変化に弱く、直ぐにいつもの習慣を変えることは出来ませんから、「明日明日」と前向き切り替えていきましょう。
二つ目は、少しでも良いから手を付けることです。1ページでも、或いは10分でも良いからテキストなり問題集なりに手を付けましょう。量ではなく「勉強をした」という事実が習慣化への手助けとなります。

基礎期の勉強法は?

当然、初めて勉強する内容ばかりですので、1科目1科目こなしていくので精一杯でした。

幸い、資格学校のスケジュールに従って勉強していけば、試験までに一通り勉強することになりますので、取り敢えず内容が分からない所があっても途中で脱落しないことを意識しました。

私の勉強法としては以下のような感じです。
0.講義の予習(WEBの音声講義を視聴)
1.講義受講(独学者ならテキストを読む)
2.(次回の講義までの間に)付属の「トレーニング(過去問やオリジナル問題で構成)」と「スピード問題集(TAC出版)」を解く。分からない箇所や覚えていない箇所をテキスト等で復習し知識の定着を図る。
3.トレーニングや問題集を解いて間違えた問題の論点(主に解説部分)を「間違いノート」として作成(持ち歩いたりして、知識の定着に活用)
4.講義の予習(WEBの音声講義を視聴)
5.講義受講
6.トレーニング&スピード問題集&間違いノート作成
7.講義の予習(WEBの音声講義を視聴)
8.講義受講
(以下同)

講義当初や時間的に予習が出来ない週もありましたが、少なくとも講義の復習(トレーニングとスピード問題集を解くこと)は毎週やっていました。
特別変わった勉強法はやっていないと思いますが、「3.間違いノートの作成」はオリジナルの勉強法かもしれません。簡単に言えば、トレーニングや問題集を解いて間違えた問題の論点(主に解説部分)を「間違いノート」として作成して、寝る前や空き時間にそのノートを見て記憶の定着に役立てるというものです。TAC出版の「合格の秘訣」にも、デカデカ?と自慢げ?に間違いノートを紹介していますが、今だったら作らないと思います(笑)。
(一応、理由を以下のあとがきに書いておきます)

あとがき:今なら「間違いノート」を作らない理由

その理由は「作成に時間がかかること」、あとは「腱鞘炎になりかけること」ですかね。昔ながらの「手を動かして覚える」という発想でいたので、問題の解説部分を写し取るだけでも結構時間がかかりました。
自分が間違えた問題ですから、試験までには覚える、理解する必要な論点であるのは間違いないのですが…それを差し引いても少々無駄なことに時間を費やしてしまったなと思います。
今なら、その分を問題演習の時間に当てるか、直前期になってある程度問題の正答率が高くなって、どうしても何回も間違えてしまう問題に絞って間違いノートを作ると思います。(初学で初めて学習する科目ばかりなので必然的に間違いの数も多くなる→ノートに写す回数も多くなる→大量の時間を費やすという悪循環)
それに現在なら、手書き以外にも、写メで済ませるのもありですし、その部分だけコピーしてノートに貼り付ける、スキャンしてクラウド上に保存といった方法などいくらでも思いつきます。
当時はまだiphone4やipadがではじめたぐらいなので、今ほどIT全盛と言う訳ではなかったということも理由の一つです(まぁ、私もそこまでIT機器を使いこなせていませんでしたので…)。
一応、PDF化してipadに取り入れてとかやりましたけど、途中から面倒になり止めました(笑)。

理論(理解・理屈)の科目と暗記の科目

暗記三兄弟と言われる「経営情報システム」「経営法務」「中小企業経営・政策」と違い、この2つ(「財務・会計」「経済学・経済政策」)は単純暗記ではなく「考え方」や「何故そうなるか」など、理論(理解・理屈)で覚えておく必要がありました。(しっかりと考え方を理解し、適宜見直しが出来るように間違いノートを作るようにしたのです。)

基本的には二次にも関係する「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」に費やす時間が多くなると思いますが、「理論系」「暗記系」と言った科目ごとの違いもありますので、自身の得手不得手に合わせて多少勉強の仕方は工夫した方が良いかと思います。

直前期の勉強法は?

職場の理解もあり、ちょっと早い夏休みと称して一次試験の3、4日間前から年次有給休暇を取ることが出来たのが、一次試験を突破する上で非常に大きかったように思います。
その追い込み期間を使ってTACの自習室に居座り、TAC出版の「スピード問題集」の全科目復習と、養成答練や完成答練、トレーニングなど出来る限りの問題を解き直し、記憶を再定着させました。

私は本試験前の残り数日で追い込んだ格好ですが(もちろん、日頃から勉強はやってましたが)、本来はもう少し計画的に復習をこなすのが無難です(笑)
とは言え、直前期の勉強法といっても、結局のところ、これまで使ってきたテキストや問題集、或いはこれまで解いた確認テストや公開模試などのテスト類の復習がメインとなります。

何か新しいテキストや問題集などを買ってきて中途半端に手を付けるよりは、手持ちのものを仕上げるというスタンスを崩さすにやり切りました。
初めての難関資格で不安もありましたが、一次試験まで脱落せず来れたのもTACのおかげでしたので、TACとともに心中するという気持ちでいました。

直前期の一日の時間の使い方(1日の勉強時間)としては、基礎期より気合が入ってますので以下のような感じです。

【平日】
・出社前に1時間程度勉強。
・19時から21時半までTACの自習室で勉強。
・22時前後から23時までカフェで勉強(カフェが閉店する迄)。
・寝る前に間違いノートで確認。
【休日】
・朝9時から21時半までTACの自習室で勉強(途中昼夜1時間ずつの食事休憩)
・22時前後から23時までカフェで勉強。
・寝る前に間違いノートで確認。

全国公開模試の判定は?

TAC出版の「合格の秘訣」には「公開模試では散々な結果で、かなり落ち込みました。難しい問題はTACからの愛情の裏返しと思ってそれ以降頑張りました」と書いてますが、(ここからは記憶が曖昧なのですが)6月末に実施されたTACの全国公開模試で、おそらくD判定をくらい(万が一記憶違いでもC判定)、試験後1週間超はやる気ゼロの状態で、勉強が手に付かなかったです。教室講義でしたので、他の受験生と模試の感想やら愚痴やらを言い合って、徐々にやる気を出したという経緯があります。

6月末というと、前年の10月から試験勉強を始めて9ヵ月ほど経過していて、本試験まで一ヶ月余りという時期です。
模試の結果に落ち込んだのは、「これまでの9ヵ月間の努力が無駄だったのか」という絶望感からでした。しかし、逆にこの結果にお尻に火が付いて最後まで諦めずにやってやろうという気持ちになったという部分もあります。

実際、私が受けたその他の難関試験の公開模試の判定はD判定がほとんどですが、本試験では合格出来ました。例え、模試の時点では結果が悪くても、本試験まで諦めずに最後まで足掻くことが大切だということです。

一次試験受験時の様子

受験仲間と試験会場近くのホテルに泊まる

後にも先にもこの時だけですが、試験会場近くのホテルに前日から宿泊するという念の入れようでした。元々は受験仲間の一人が言い出したことにみんなで便乗した形でしたが、作戦としては非常に良かったと思います。ただ、2日間の試験科目分のテキストやら過去問やらを持ち込まないといけなかったので、それなりの大荷物になりましたが…(笑)。

試験前日は、その受験仲間と一緒に夕食を取ったので、終始リラックスして過ごせました。(ちなみに試験前日は流石にアルコールは飲みませんでしたけど、1日目を終えた夜はビールを一杯だけ飲みました。2日目の科目は暗記三兄弟だったので少し気持ち的な余裕もありました)
食事後は各自部屋で復習し翌日の本試験に備えながら就寝。試験当日は2日ともホテルから会場までタクシーで向かいました。(2日目は勿論、大荷物(スーツケース)を持って試験会場へ)

8月上旬とは言え、最寄駅から試験会場まで歩くと(しかも何気に坂道!?)、それなりに体力を奪われそうでしたので、タクシーの乗り合いで楽できましたし、試験前に無駄な体力を使わずに済んだのでこの移動手段も大正解だったと思います。

試験開始前に緊張と武者震いで手が震える

約10ヵ月勉強をしてきて、試験当日を迎えた訳ですから、緊張しない訳がありません。

シャープペンシルを持つ右手が震えたのを今でも覚えています。
緊張もありますが、「よし、やってやろう」という武者震いにも似た気持ちもありました。
そのまま引きずるということはなく試験開始後は、至って普通に問題に臨めました。この時、「あっ!?俺って案外本番に強い?」などと思い上がりもしましたが、実際には、高校受験等で失敗しているので、本番に強い訳ではありません。ただこの試験に関しては、これまでと違い努力の量や受かってやるという強い意志があったので、自信を持ちつつも落ち着いて自分の力を発揮出来たのだろうなと思っています。

受験時に気をつけたいこと

私が受験した時に、「やばっ」と思ったことは次の2つです。

第一問目で躓きかけると焦る

一つ目は、「財務・会計」での出来事。
この年の第一問目が簿記2級レベルの問題で、問題を解くのに必要以上に時間がかかってしまいました。(他の受験生もI問目から同じように躓いたみたいです)
私は時間がかかったとは言え、一応正解を導き出せたので良かったのですが、時間を掛けた結果、間違いだった。時間が押して最後まで解き終わらなかったという事態に陥ると大変です。最初に思いの外時間がかかったため、結構残り時間を気にしながら他の問題に取り組まざるを得ませんでした。

上記記事でも書いていますが、受験生を焦せらせる為に、第1問目が難しく作られている(気がする)ので、必要以上に時間を掛けず次の問題に移る勇気も必要となります。

昼食後の科目は要注意!

二つ目は昼食後に行われた「企業経営理論」の科目で不覚にも一瞬意識が飛んだということです。
そもそも、満腹になりすぎないように昼食はカロリーメイトやウィダーインゼリーのようなお手軽なものを愛用しているのですが、この時は企業経営理論独特の長い問題文を読んでいるうちに眠気に襲われました。本当に一瞬夢の世界に行きました。集中力が足りてない証拠と言われればそれまでですが、昼休憩の使い方や食事の量に注意しておくことに越したことはないでしょう。昼休憩の時に軽く仮眠取るのも良い方法かもしれません。

一次試験の手応えは?

さて、全体的な手応えとしては、合格しているかどうかは別として大きな失敗はなかったなという印象でした。時間が足りなかった科目もありませんでしたし、一番懸念していた「経済学・経済政策」「財務・会計」も足切りになるほど太刀打ち出来なかった訳でもありませんでした。
ただ、直前の公開模試の結果が如何せん悪く、自分の出来の感覚に自信を持てなかったので、「とりあえず、やっと終わったー。試験後の飲み会楽しむぞー」と思いながら、TACの受験生みんなで帰路に着いたことだけははっきりと覚えています。

ドキドキの自己採点!一次試験の得点結果は?

二次試験は10月中下旬にあるので、一次試験から2ヵ月半程度しか準備期間がありません。なので、本来はさっさと一次試験の自己採点をして合否をハッキリさせ、(合格していそうだったら)次の二次試験に向けて準備をし始める必要があります。

しかし、一次試験が終わったことによる反動(疲れ)と約10ヵ月の努力が水泡に帰したらどうしようという不安から、自己採点に到る迄に2〜3日を要しました。流石に9月の一次試験の合格発表まで待つわけにもいかないので、意を決して仕事終わりにカフェでドキドキしながら自己採点したことを覚えています。

一次試験の結果は、合計455点(平均65点、自己採点)で無事に合格していてホッとました。

科目別の得点は、次の通りです。また、私の科目ごとの得意・不得意を4段階(◎得意、○やや得意、△普通(可もなく不可もなく)、×苦手)で表記しています。

科目得点得意
不得意
受験年度の科目別
合格率(難易度)
-1日目-
経済学・経済政策68点×24.8%
財務・会計56点3.8%
企業経営理論58点12.5%
運営管理69点19.4%
-2日目-
経営法務64点18.1%
経営情報システム64点25.8%
中小企業経営・中小企業政策76点17.4%

一次試験の基本戦略

一次試験突破の戦略として、科目別合格を利用しながら合格する方法と、一気に7科目受験して総合得点(420点以上、科目足切り(40点未満)なし)で合格するという2つの方法があります。

二次対策の絡みもありますが、私個人としては、まずは一気に7科目受験しての合格をお勧めしたいと思います。

理由は2つあります。

1つ目は、科目の難易度の波(乱高化)です。当たり前ですが、難しい年もあれば、比較的簡単な年もあります。

私の受験年度(平成24年度)を例に科目別合格率を見ていきます。

受験の前年度(平成23年度)は経済学・経済政策が8.6%、中小企業経営・中小企業政策が5.1%でした。特に経済学・経済政策は平成22年度も6.1%で、過去2年連続で一桁台を記録しており、受験年度も難関科目として注意が必要な科目でした。また、財務・会計も11.3%(平成22年度)、10.7%(平成23年度)と一桁まではいかないが、かなり低い合格水準が続いていました。(財務・会計は受験生が苦手なのか、例年低いですけど…)

それで、受験年度はどうだったかと言うと、経済学・経済政策は24.8%、財務・会計は3.8%、中小企業経営・中小企業政策は17.4%といった具合でした。まとめると以下のような感じです。特に財務・会計の合格率3.8%はなかなかエグいです(おそらく、足切りをギリギリ免れて総得点420点で一次試験を突破した方も多いと思われます)。

科目平成22年度平成23年度平成24年度
(受験年度)
前年度比
経済学・経済政策6.1%8.6%24.8%+19.7%
財務・会計11.3%10.7%3.8%△6.9%
中小企業経営・中小企業政策24.2%5.1%17.4%+12.3%

(科目別合格率の詳細は、他のサイト等を参考にして下さい)
上の表はあくまで一例ですが、どの科目においても、高い合格率(20%以上、時には50%台の年も)の年もあれば、一転1桁台の難しい年もあり油断はできません。

2つ目は、前の見出し(得点結果)で科目ごとの得意・不得意を表記しましたが、得意科目で必ずしも得点を稼げるという訳ではないと言うことです。

私は仕事柄、財務・会計、経営法務には一日の長がありましたが、受験年度の難易度次第では高得点(70〜80点台)が取れるという訳でもありません。(当時の財務・会計は、簿記や財務諸表よりもファイナンスよりの傾向が強かったので、○(やや得意)ではなく、△(普通)で自己評価しています)

以上を踏まえると、難易度の低い科目(点数が取れる科目)で難易度の高い科目(点数が取れない科目)をカバーし、そして受験科目数が多い方がその分リスク分散につながると思います。少なくとも受験初年度は7科目総合得点での合格を目指し、最終的な結果として科目別合格になった方が良いと思います。

先に暗記系3科目(「経営情報システム」「経営法務」「中小企業経営・政策」)を受験するという、TACの1.5年コースを紹介しましたが、平成28年度に関して言えば、経営情報システム8.5%、経営法務6.3%、中小企業経営・政策12.5%と暗記系3科目が軒並み低水準で、その他の科目が割と高水準(20%〜29%、運営管理11.8%は除く)となっています。あくまで結果論ですから、一概には言えませんが、取る作戦によっては悪い方にハマるという可能性もあるということです。

おまけ:当時の難易度と出題傾向

一次試験の基本戦略の所でも書きましたが、受験当時は「経済学・経済政策」、そして「財務・会計」が難化傾向にある科目(難しい科目)として扱われていました。
この2科目に関しては、資格学校でも、近年の出題傾向を踏まえて通常の授業では触れない範囲を、別冊にまとめて配布して対策をしていたぐらいです。(その部分は各自フォローしておくように言われましたけどw、とても全てをやる時間はなかったです)。

私自身もかなりの時間をこの2科目に費やしました。
しかも、この2科目は単純暗記というよりも理論・理屈で理解しないといけない科目なので余計時間がかかりました。

中でも「経済学・経済政策」は、TACの完成答練か公開模試のどちらかで足切りギリギリの40点を取ったことがあり(もちろん難しい問題で受講生みんなの出来は悪いのですが)、「こんなレベルの出題がされたら、本試験余裕で落ちるやん」と冷や汗をかいた覚えがあります。
「財務・会計」の過去問で簿記知識の簡単な問題が出題されていて、「昔はこんな簡単な問題が出題されていたのかよ!?」とついツッコミを入れたぐらいです。日頃から仕事で簿記や財務諸表に触れていても、ファイナンス系(DCF法、WACCなどの企業価値算定など)の問題は本当に嫌でしたね。

最終的には「経済学・経済政策」は容易化、「財務・会計」はさらに難化という結果でしたが、「経済学・経済政策:68点」、「財務・会計:58点」と勉強時間に見合う得点が取れたと思いますが、非常に苦労させられた2科目でした。

二次試験対策は?

長々と書きましたが、こうしてなんとか一次試験に合格した訳ですが、次は10月中〜下旬に行われる二次試験です。
二次試験の難しいところは、一次試験からあまり期間がない(約11週間)中で、対策を取らないいけないということと、過去の事例の出題に関して模範解答が公表されておらず、ブラックボックス化していることだと思います。
(こうした特徴もあって、毎年二次試験の合格者が「私はこういう回答を書いたよ」という答案を集めて出版している「不揃いな合格答案」という書籍があるぐらいです)

私は、8月〜10月がまさに仕事の繁忙期(遅くまで残業することもしばしば)でしたので、一次試験の時に比べ二次試験対策の勉強が十分には出来ないだろうと考えていました。それに加え、10月から診断士の勉強をスタートしていますが、二次試験対策は一次試験前にTACのカリキュラムの一環として行われた「二次スタートアップ講義(2コマ分)」しかやっていませんので、一次試験が終わってから本格的に二次試験対策をするということになります。
資格学校(TAC)でも、二次試験に関連する科目(企業経営、財務、運営管理)から教えてくれるのですが、一次試験の準備をしている間に実際に二次試験で有利に働かせられるほど、それらの科目に力を注げられる余裕はそれほどありません(初学の受験生で一次試験を突破した方は、おそらくみんな同じ状況だと思います)。勿論、それらの科目が大事であることは重々承知なので、ある程度比重は置きますが…。

結局、TACから渡された5年分の過去問(4事例×5年分=20事例)と、TACの演習でやった分(4事例×3回=12事例)と、二次公開模試(4事例)の合計36事例(1回が事例I〜IVの4事例なので9回分)を解いただけです。時間的な余裕もなくこれが精一杯でした(*二次試験の勉強時間は120時間)。
但し、事例IVに関しては、TACで扱っていた「二次事例IV計算問題集」を活用してある程度計算演習をしています(これについては「波乱もあった診断士講座」の見出しもご参考)。

事例の具体的な解き方(効率重視)

先に述べた通り、二次対策に充てる時間が十分確保出来ない状態でしたので(普通でもあまり準備期間はありませんが)、効率重視のやり方をしています。

(1)設問要求を読んで、それが知識問題なのか、問題本文に根拠がありそうなものなのかを判断。また、この要求であれば、こういうことが答えとして考えられそうだなとあたりをつけます。
(2)次に問題本文を読んで、設問要求に対して根拠(答え)となりそうな所をチェックし、最後にノートやメモ紙などに端的にまとめます。
(3)その「まとめ」と解答を確認します。
(4)「まとめ」の際は、設問の字数に合わせず、設問の根拠となりそうな部分のみを抜粋します。このやり方であれば、設問の字数に合わせて答えを何度も書き直す必要がなく解答時間の短縮を図れます。(いわゆる得点(加点狙い)となりそうなキーワードだけを書き出すやり方です)
(5)但し、解説は丁寧に読み込み、事例の内容を体系的に捉えて、問題本文と設問要求の繋がり(質問とその根拠(答え)の繋がり)が俯瞰的に把握できるようにしていました。

二次試験対策で一番心がけたことは、設問要求に対して素直に打ち返すことと問題本文から回答根拠を探し出し回答することです。
例えば、仕事で工場などの運営管理の経験があったりすると、「試験として求められる回答」ではなく、「現実的、実務的な回答」を書いて間違いになるということが起こり得ます。そうしたことにならないように、設問に対して素直に打ち返すことを心がけた訳です。また、思い込みや独断と偏見で設問に答えないように「設問の答えは必ず問題本文中にある」という考え方も忘れないようにしました。

二次試験受験時の様子

福岡の場合、当時は中小企業診断士協会の事務所が入っている建物で二次試験が行われました。(現在は、博多駅筑紫口の方に事務所が移転)
一次試験の受験者数1,144名に対して二次試験の受験者数は155名。福岡地区の合格率は13.5%(全国平均で23.5%)と若干低めです。

同じTAC受講生の中から私を含め3名程度二次試験に進んでいたので、試験前に顔を合わせたり、少し話をしたりすることで、気持ちを落ち着かせることが出来ました。こういったことが出来る仲間がいるのは、資格学校に通うメリットですね。加えて、個人的には今回二次試験不合格でも、「最悪来年もう一回受験出来るし」と少し気楽に構えていた所も力が入りすぎないで良かったのかと思います。

試験時間80分×4事例を、1事例1事例集中して設問要求と問題文(与件文)を解いていくので、脳味噌的にはとろけそうになるぐらい集中していたと思います。
この年、波乱となったのは、事例 IIの「コーズリレーテッド・マーケティング」と事例IVがこれまでの傾向と異なる出題がされたことだと思います。

特に事例IV開始時に受験生の中に動揺が走り、試験終了後には嘆きの声が上がったと言われております(笑)。

では、自分自身はどうだったかというと、割と平常運転でした。良くも悪くも必要以上に動じなかったんです。
「コーズリレーテッド・マーケティング?なんだそれ、初めて聞く言葉だな〜」でも、コーズって「原因」?、リレーテッドって「関係」?そんなことを思いながら問題を読んでいました。実際には、設問要求と問題本文(与件文)をきちんと紐つけながら考えれば書けないことはない問題でした。単純和訳と書いた内容とが多少違っても(和訳に固執しすぎず)「設問の答えは必ず問題本文中にある」というのがモットーでしたので。

事例IVも「これまでの過去問の傾向と違う」「なんかマス目が多い」「いつもの出し方じゃない(微妙にひねって出題されてそう)」と思いました。
おそらく試験会場が騒ついたのは、多分福岡だけじゃないと思います(笑)。

これまでにない出題傾向でしたが、試験として残るはこの事例IVのみです。やるっきゃない訳です。3つの事例ですっかり疲れた頭を奮い起こして頑張って解きました。
計算過程を書く問題は、途中でもし計算間違いをしていても、考え方・計算方法があっていれば多分部分点を貰えるだろうと腹をくくり、とりあえず時間切れにならないように注意しながら進めました。最終問題の200字問題(診断士としての立場から考えを述べよ)は、よほど的外れな答えじゃない限り何か書けば点数取れそうだし、時間ぎれで(おそらく結構配点の高い)最終問題まで行き着かない受験生も多そうだから、ここはしっかりと書いてやろうと、キーワード入れ込みの部分点狙いもしつつ回答したのを覚えています。

結局の所、出題傾向や出題内容に想定外のことが起こっても、冷静に対応することが鍵だなと感じた二次試験でした。

二次次試験の手応えは?

正直、めっちゃ出来た訳でもなく、全然出来なかった訳でもないというのが感想です。そもそも模範解答がブラックボックスなので、いくら模範解答を議論しようと、結局の所よく分からない訳ですし。

まぁ、試験後のそうしたモヤモヤを吹き飛ばすかの如く、TACの受講生仲間と試験会場近くの居酒屋で4〜5時間ぐらいパーッと飲み続けました(笑)。翌日は見事に二日酔いです(この辺りは一次試験とノリが変わりません)。

口述試験対策は?

二次試験後は「まぁ難しい試験だから、多分ダメだろうな〜。来年頑張ろう」と思って、「ビジネス実務法務検定2級」の勉強をしていました。

ちなみに、「二次・筆記試験の合格発表が12月7日」で、「ビジネス実務法務検定2級」の受験日が12月9日です。
正直、10月21日の二次・筆記試験後、事例問題を開いたこともありませんし、模範解答も見ようと思ったこともありません。
実際、二次・筆記試験から合格発表までの間は、ビジネス実務法務検定2級の勉強をしていましたので、二次・筆記試験の合格を知ってから、慌てて口述試験対策を始めた形です(笑)。

私の場合、どの試験でもそうですが、終わったものにはあまり興味がなく、模範解答を確かめても今更結果が変わるものではないですし、自分の解いた問題が間違いだと分かれば、多少なりとも凹むので、そうした気持ちを味わうのが嫌だってこともあります。

資格学校が実施する口述試験対策・模擬面接への申込みをオススメします!

口述試験が具体的にどんな感じで行われるのかもよく分かってない状態でしたが、とりあえずTAC主催の口述試験対策・模擬面接に申し込みしました(笑)

試験対策が開催される日までは、二次試験の模範回答を見たりして、遠い昔の記憶となっていた事例内容や自分が書いた答えを思い出すといった勉強をしました。

しかし、いざTAC主催の口述試験対策・模擬面接を受けてみると……頭が真っ白に。

ろくな回答ができませんでした(準備期間も一週間ぐらいでしたし)。
しかも模擬面接官は講師の先生で顔見知りだったにも関わらずです(笑)。

正直、焦りました。
最後、模擬面接官に「頭が真っ白になって、上手く答えられなかったんですけど本番大丈夫ですかね?」と恐る恐る尋ねましたが、「大丈夫。大丈夫」と笑顔で言われたので、「まぁ、大丈夫か。なんとかなるか」と開き直りました。
個人的には、資格学校で行われる模擬面接は受けておいた方が良いです。
一度、テンパって真っ白になる経験をしておくと、本番がぐっと楽になります。

(確か模擬面接は口述試験の前日だったと思いますので)口述試験までの残り僅かな時間を事例の内容や知識の復習にあてて本番に挑みました。

口述試験の様子

試験会場入りすると、自分の面接まで待機します。
なんとなくピリピリとした雰囲気が漂っていました。

周りを見るとみんな凄いんです!
何やらびっしり(口述試験対策に)まとめられたノートやメモを持っていて、「へー。みんなあんなにしっかりとした準備するもんなんだ!」と会場入りして初めて知りました。

私はTACの二次試験の模範回答の冊子ぐらいしか持参していませんでしたから。今更ながら「とりあえず、質問に何かしら答えられたら大丈夫なんでしょ?」って感じだったので、ちょっと舐めた準備の仕方だったように思います。
(みなさんはちゃんと準備しましょうね!)

ちなみに面接で聞かれた内容で今でも覚えているのは、事例IIの垂直的な提携、水平的な提携のメリットですね。あとの質問は、覚えていませんが一般的な質問数で面接終了したので、変な答えにはなっていなかったのだと思います。

模擬面接でやらかしたような頭が真っ白になるという事態にならずに済んで良かったです。
こうして、無事、口述試験も突破(2012年度は口述試験の合格率100%)し、中小企業診断士を一発合格出来た訳です。

途中色々と波乱もあった診断士講座

14ヵ月も資格学校に通っていると色々と波乱もあるものです。
今でも覚えていることが二つあります。

一つ目が、講師の退任です。
TACを選んだ理由の一つが生講義(教室講座)があるということでしたが、講師の方の一人が一身上の都合で講座の途中で退任されました。
その代わり、WEB講座でしか見たことがなかった東京の有名講師の方が、緊急対応として派遣されたり、その方と一緒にグラス(お酒)を傾けたりと、それはそれで良いこともありました。

二つ目が、二次試験対策のところで、「二次事例IV計算問題集」というものを紹介しましたが、これに関して色々と物議を醸しました(笑)。
実は、東京の方では扱っていた(多分、東京のTACの事務局では販売されていた(市販されていない非売品みたいなものです))のですが、地方では扱っていないという、まさかのTAC間で不均衡状態が起こっていたのです。
私は、たまたま東京と福岡を行き来している受講生と知り合いで、そこからこの計算問題集の存在を知り入手したという訳です。ただ事態を重くみた(?)という訳ではないかもしれませんが、事務局がうまく立ち回ってくれて、結局その年の受講生は希望すれば全員この計算問題集を入手することが出来ましたけどね。

2012年度診断士講座の二次事例4計算問題集の表紙
2012年度2次事例4計算問題集(TAC・診断士講座)

合格に必要なものとは?

一次試験では、理論・理屈で理解しなければならないとされる科目もありますが、受験回数を重ねれば、単純な暗記力、つまり努力で乗り越えられる試験だと思います。一方、二次試験は暗記や知識も必要ですが、ある程度センスや適応力が要求される試験だと思います。
例えば、設問要求に対して問題本文(与件文)から答えを導き出すということや、全く知らない、検討が付かない問題や、これまでと出題傾向が変わっても冷静な対応力で乗り切るといった適応力を重要だと思います。

とは言え、一次試験、二次試験それぞれ20%前後の合格率があるのですから、諦めずに挑戦すれば必ず合格出来る試験だと思います。

おまけ:資格学校を利用して良かったこと

(講義終了後に教育訓練給付金を受け取ったとは言え)、20数万円に及ぶ資格学校の受講料の経済的負担はそれなりに大きいです。
けれど、その分、良かったなと感じることも沢山ありました。

・講座を通じて受験仲間ができ、お互い切磋琢磨しながら最後までモチベーションの維持が出来たこと(最後まで通い続けられたこと)
・勉強に関する不安や悩み、分からない点を教え合うなど助け合うことが出来たこと
・定期的な飲み会(主に養成答練などのテストの度)でストレス発散しつつ、次の科目も頑張ろうと思えたこと
・受験会場で知り合いに会うと気持ちが落ち着いたこと
・年齢、業種は違えど、同じ受講生に変わりないので、上下関係・利害関係なく付き合え、他業界の話なども聞けて自分の視野も広がったこと

個人的には合格祝賀会で講師を通じて「事務局のスタッフさんが、○○さん(私のこと)は試験に合格しそうだな~という話をしていた」というこぼれ話を聞いた時に、事務局の方も密かに応援してくれてたんだなぁと、大変有難かったです。

最後に現実的なお話を一つ(難関資格、且つ合格率の低さは伊達じゃない)

最後に現実的なお話を一つ。
私が資格学校を利用したことは既に述べた通りですが、その教室講座には最大で50名弱の受講生が通っていた時期がありました(講義二科目目の財務・会計の時だと思います)。

その人数から徐々に減り最後の講義まで受講していた生徒は15名前後(記憶が曖昧ですが…もしかしたら10名前後だったかもしれません)。

そして、その中(50名弱の受講生)で、その年に教室講座に通っていて、合格したのはおそらく私一人だと思います。合格祝賀会に参加していないという方もいるかもしれませんが…一応、合格祝賀会で日頃教室講座に通っていたのは私一人でした。ただ、WEB講座や複数年受験の方は、それなりにいらっしゃいました。
自慢でも脅す訳でもないですが、難関資格故にそれなりに低い合格率であることと、試験勉強の辛さから途中脱落も十分ありえる資格であるということをお伝えしておきます。

まとめ

さて、ここまで長々と合格体験記を書いていたら、まさかの19,500字越え(原稿用紙約48枚)。

2020年度の診断士試験は、オリンピック開催に伴い通常とは試験の日程が異なります(一次試験が7月中旬開催)。その分、例年よりも準備期間が短くなりますし、7月だと試験直前の夏期休暇の利用もしやすかったり、利用しにくかったり業種によって異なるでしょう。

上記記事で、「(合否はさておき)本試験当日に受験出来るということ自体が、実は大変ありがたいことだ」という受験生の名言を書きましたが、ここ数年のことだけでも、7月には豪雨災害が度々発生しています。
豪雨のみならず、災害に関しては、どこで何が発生するか分からない状況ですから、試験勉強のみならず、防災減災にも備えておいた方が良いでしょう。

当時の記憶と気持ちを思い出しながら書きましたが、受験生の皆様が、2020年の診断士試験を無事に迎えられることを祈りつつ、本記事がこれから「中小企業診断士」の資格を受ける人の何か参考になれば幸いです。
(この日(合格発表)に合わせて慌てて書いたので、時間を見つけて適宜修正・追記していく予定です)

この記事を書いている人 - WRITER -
HOP CONSULTING
人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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