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12月2日は「社会保険労務士の日」

【書評:50のルール(目次)・ライフネット生命創業者】「入社1年目の教科書(著:岩瀬大輔)」の感想・要約(まとめ)

 
書籍「入社1年目の教科書」の表紙
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HOP CONSULTING
人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格に1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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書籍情報

著者:岩瀬大輔 /元・ライフネット生命保険取締役会長
著書:入社1年目の教科書
値段/発行所:1,429円(税抜き) /ダイヤモンド社
他、「生命保険のカラクリ」、「ネットで生保を売ろう!」など多数

購入経緯

新入社員の教育・指導に役立つ本として購入。

目次(要約・まとめ)

本書の「目次」はそれ自体が著者が実践する仕事のルール(50のルール)をまとめた形(要約)となっていますので、目次をさーっと流し読みするだけでも結構役に立ちます。

1 何があっても遅刻はするな
2 メールは24時間以内に返信せよ
3 「何のために」で世界が変わる
4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
5 カバン持ちはチャンスの宝庫
6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
7 予習・本番・復習は3対3対3
8 仕事はメモを見せながら
9 仕事は復習がすべて
10 頼まれなくても議事録を書け
11 会議では新人でも必ず発言せよ
12 アポ取りから始めよ
13 朝の挨拶はハキハキと
14 「早く帰ります」宣言する
15 仕事は根回し
16 仕事は盗んで、真似るもの
17 情報は原典に当たれ
18 仕事は総力戦
19 コミュニケーションは、メール「and」電話
20 本を速読するな
21 ファイリングしない。ブクマもしない
22 まずは英語を「読める」ようになれ
23 目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ
24 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
25 社会人の勉強はアウトプットがゴール
26 脳に負荷をかけよ
27 自分にとって都合のいい先生を探せ
28 ペースメーカーとして資格試験を申し込む
29 新聞は2紙以上、紙で読め
30 仕事に関係ない人とランチせよ
31 スーツは「フィット感」で選べ
32 「あえて言わせてください」で意見を言え
33 敬語は外国語のつもりで覚えよ
34 相手との距離感を誤るな
35 目上の人を尊敬せよ
36 感動は、ためらわずに伝える
37 上司にも心を込めてフィードバックせよ
38 ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
39 叱られたら意味を見出せ
40 幹事とは、特権を得ること
41 宴会芸は死ぬ気でやれ
42 休息を取ることも「仕事」だ
43 ビジネスマンはアスリート
44 苦手な人には「惚れ力」を発揮
45 ペース配分を把握せよ
46 同期とは付き合うな
47 悩みは関係ない人に相談
48 社内の人と飲みに行くな
49 何はともあれ貯蓄せよ
50 小さい出費は年額に換算してみる

引用:入社1年目の教科書(著:岩瀬大輔)・目次より

勿論、目次だけではどんな内容なのか、何を言いたいのか分からないものがあると思います(詳細が知りたい方は是非、書店でお買い求めください)。

しかし、ある程度社会人経験がある方だと「どういう意味か分かる」「心当たりがある」、「自分も新人の頃そうだった」といった項目が目につくはずです。
つまり、この本には新入社員の頃に「知っていれば・・・」「気づいていれば・・・」と思えることが載っているということです。

そういう意味では社会人1年目の新入社員にとっては、何かしら役立つことが書いてあるのは間違いないと思います。

感想

「社会人として、ビジネスマンとして当たり前のことが書いてある」というのがこの本を読んだ時の感想です。

ですが、それは曲がりなりにも10年を超える社会人生活の中で身に着けた経験があるからこそとも言えます。自分が新入社員時代や若手時代に全てを分かっていたかと言えばそうではありません。寧ろ全然分かってなくて、仕事を通じて失敗や挫折を繰り返し経験し、少しずつ理解した、身に付けたというのが本当のところです。そういう意味で言えば、もっと早い段階でこの著書を読んでいればまた違った結果をもたらした(失敗や挫折を減らせた)のではないかと思います。

だからこそ、社会人1年目の新卒や入社5年目未満の若手社員には是非、読んで欲しい一冊です。

仕事における3つの原則

著者は冒頭で仕事における3つの原則を紹介しています。
それは以下のようなものです。

(1)頼まれたことは、必ずやりきる
(2)50点で構わないから早く出せ
(3)つまらない仕事はない

3つの原則として挙げただけあって、いずれも仕事をやるうえで非常に大切なことです。

「50点で構わないから早く出せ」

中でも「50点で構わないから早く出せ」は強調しておきたいところです。

私自身も苦い経験として覚えていますが、報告書の作成が遅くて叱られた覚えがあります。厳しい上司でしたので、出来るだけ指摘を受けないように作ったのですが、結局、結果はボロボロ。報告書の指摘に加え、仕事が遅かったことをめちゃくちゃ叱られました。

どっちにしろ叱られるなら、まずはたたき台、試作段階で、とりあえず提出。指摘を受けた部分を修正・提出…といった具合で完成度を高めていった方が良いです。完成度は低くとも、上司は部下の仕事の進捗状況を把握出来ますし、仮に間違った方向へ進んでいても早い段階で修正をかけることが出来ますので、安心です。

ですが、頭ではわかっていても、自分の仕事に関して指摘を受けたくないという気持ちが勝ってどうしても時間をかけてしまいがちです。

この心の背景には、「自分は仕事が出来る(はず)」「新人でもバリバリ仕事がやれる(はず)」といった自己顕示欲(?)、プライドみたいなものがあるのではないかと思います。

勿論、自分に自信を持つことは大切ですが、大学卒業したての新入社員が上司や先輩社員と同じレベルの仕事を出来るはずがありません。

書式や文章の書き方ひとつとっても、会社の文化や上司等の癖・こだわりが存在しますから、それに合致しない場合はやはり指摘を受けるものです。むしろ、そうした指摘を受けながら、会社の色に染まり、上司のチェックを通過する技術を磨くことになるからです。本人的になぜ指摘を受けるのか、指摘を受けるレベルの内容なのか、納得いかない部分もあると思いますが、はじめのうちはそういうものだと思って試行錯誤することをおすすめします。

入社1年目の教科書 50のルール

3つの大原則を頭に置いたうえで、著者が紹介する「50のルール」か5つ取り上げたいと思います。この5つの中のいくつかは、私の社会人生活の中でも特に意識してたものも含んでいます。

何があっても遅刻はするな

当たり前のことですが、前日遊び過ぎて遅刻、飲みすぎて遅刻、夜更かしして遅刻など絶対やらないようにしましょう。
(ここでいう「遅刻」とは就業時間の開始に遅れるということはもちろんですが、会議の時間や人と合う約束の時間なども含むものと考えて下さい)

社会人になるとある程度お金を持つようになるので、これまで出来なかったことが出来るようになったり、今までにない新しい誘惑も増えてきます。遊ぶことそれ自体を咎めるつもりはありませんが、やはり限度があります。寝不足で翌日の仕事が手につかない、ぼーっと一日を過ごしてしまったなどないようにしたいものです。

特に新入社員のころは、仕事が人一倍できたり、一人前に稼いだりすることはできないのですから、「遅刻が多い」、「毎日寝不足で集中しておらずミスが多い」といった状況の社員では信頼してもらえません。

著者も、新入社員に対して、優秀な人物かどうかではなく、「社会人として当たり前のことを、ちゃんとやれる人物か」ということを見ているのだと述べています。

遅刻は勿論いダメですが、出来れば風邪や体調不良で休むということも出来る限りなくしたいものです。新入社員の頃は、他の従業員に比べて仕事が多いということもなく(むしろ何もすることがないくらい…)、定時で退社することもままあるわけですから、そんな状況にある新入社員がたびたび体調不良で…となると、「あいつはきちんと体調管理が出来ないんだな」というイメージを持たれてしまいます。むしろ、新入社員の頃は「毎朝元気に出社するのが仕事」というぐらいの気持ちでいた方が良いです。

プライベートでも遅刻はするな

仕事に遅刻しない人でも、プライベートの時は遅刻する人というのは結構いらっしゃいます。プライベートということで若干の甘えがあるのだと思いますが、やはりむやみに遅刻すべきではありません。

私が知り合った人の中で「仕事が出来る人」「信頼のおける人」というのは、プライベートで会う時でも遅刻はしません。たまに「遅刻することがカッコイイ」と勘違いしている方(特に若い方)もいるようですが、それは間違いです。待たされた方は、当然いい気はしませんし、何度も続くようだとこれ以上友人関係を続けたくないと思う方も出てくるので注意しましょう。

また本書ではありませんが、自己啓発、ビジネス書などを書かれている千田琢哉氏の書籍「君にはもうそんなことをしている時間は残されていない」の中にも似たような話があります。それは「1分の遅刻は、相手の命を軽く見た証拠。」というフレーズです。

人間誰しも1日24時間(1440分)しか与えられていません。そして命が有限である以上、時間(時間の使い方)ほど貴重なものはないと言えます。だからこそ、仕事や会議、或いは待ち合わせに遅れるということは、相手(場合によっては複数人)の「時間(=命)」をその分だけ奪ったことを意味するということです。

仕事は盗んで、真似るもの

新入社員へのOJTなどの際、手順などを書いたマニュアルを用意するのももちろん効果的ですが、OJTを受ける側(新入社員の方)も「仕事は盗んで、真似るもの」という気概を持つことは大切です。

仮に同じような仕事をする場合、上司や先輩方はこんな風にやっているのか、こういったデータはこういう風にまとめるのか、こういうことが言いたい時は、こんな言い回しがあるのかなど、他の方が仕上げたレポートや資料を読んでみるだけでも色々と発見できることは多いです。

言われたことをただこなすのではなく、一つでも二つでも新たな学びや気づきを得られるように「仕事は盗んで、真似るもの」の精神で取り組みましょう。

相手との距離感を誤るな

ある程度慣れてくると一定の距離感を忘れてしまうことがあります。
著書は学生との飲み会後、学生から送られてきたお礼メール(「〇〇さん、昨日は…」といった割とフランクな感じのメール文章)を例に社会人の礼儀として仕事の上の付き合いの関係では一定の距離感を持って接することが望ましいと言っています。

飲み会の場では、多少無礼講みたいなこともありますが、仕事ではやはり礼節が大切です。私のような世代でもそうですが、新入社員ともなれば、会う人ほぼすべてが人生の先輩です。敬う気持ちを忘れないためにも、一定の距離感を持つことは必要だと思います。

最近ではLINEといったコミュニケーションツールがありますが、気軽に使える分、この距離感を踏み外している若手社員も多いのではないですか?
私の場合、こちらは丁寧語でやり取りしているのに、相手方からアニメとかのスタンプで「OK」「了解」なんて送られてきたときに「あれ?その返しってどうなの?」って思ったことが何度かあります。(もちろん、人によってはそういうフランクな関係を望む方もいらっしゃいますし、お互いの関係性にもよるので一概には言えませんが…参考まで)

社内の人と飲みに行くな

著者は、仕事時間以外も社内の人とべったりするより、社外の方と付き合う方が成長できると述べています。

私は幸いにして、社外に繋がりが多かったので社外の方(しかも年上、異業種の方)と飲み行く機会も多かったです。(もちろん、社内の人とも飲みに行ってました)だから、著者がいう社内の人と飲みに行くなというルールが良く分かります。

接待もある意味社外の人との飲み会となりますが、接待という場である以上どうしても接待する側、接待される側という関係が残りますし、お互いに利害関係があるので少しやりにくさがあります。

著者も書いていますが、やはり趣味や社外の勉強会など何らかの共通項をきっかけにした付き合いの方が仲良くなれます。共通の趣味などの集まりであれば、利害関係もなく、社会的地位も関係ない(上下関係もない)集まりで、ある意味対等の関係で接することが出来るので仲良くなりやすいです。(もちろん、年上の方に対する言葉遣いなどは気を付ける必要はあります)

そうした場では、社内の人たちと飲むのと比べて、会社や上司の愚痴が飛び交うことはほとんどなく、将来のこと、これからの目標、先輩方の人生経験など前向きな発言が多いので、一緒に飲んでいても気持ちが良いものです。

今はFace bookなどのSNS上で共通の趣味を持つものが集まるオフ会なども開催されていますので、そうしたツールもうまく使って、社内以外との繋がりを持つことにもチャレンジしてみて下さい。

ビジネスマンはアスリート

新入社員や若手社員の頃には、分からないと思います。若いころは、徹夜や深夜まで仕事をすることが出来ましたが、段々年を重ねるごとに無理がきかなくなります。体形的な変化もありますし、疲れやすくなったり、集中力が続かなくなったりします。

「食事」、「運動」、「睡眠」。

睡眠に関してはこちらの関連記事もご参照下さい。

これらに気を配ることでコンディションが整います。良いコンディションになれば仕事にも良い影響を与え、効率的に仕事を捌けるようになります。

アスリートのようにストイックになりすぎる必要はありませんが、これら3つのことを意識的に取り組むことで自分のパフォーマンスが改善されますので、是非、若いうちから心がけておくことをおすすめします。

まとめ

以上、新入社員に役立ちそうな書籍として「入社1年目の教科書(著:岩瀬大輔)」を取り上げました。

目次(要約)を読んでいただければ、本書の概要(仕事のルール)は掴めると思います。

実際、上司や先輩から、仕事の中身以外でこうした仕事のルール、心がけておきたい点を学ぶ機会は少ないと思います。仮に教えられても「はい。はい」と受け流してしまう方もいると思います。

これらの多くが仕事での失敗や体験を通じて、徐々に学んでいくようなものばかりだからです(痛い目を見て初めて理解できる)。

要約のところにも書いていますが、「もっと若いころに知っていれば…」と思うことが確かに書いてありますので、4月に入社した新入社員はもちろん、若手社員の方にも読んで欲しい一冊です。

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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格に1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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