ミスチル無料ライブ動画が熱い!YouTube公式チャンネルで視聴出来るおすすめ名曲5選!
(引用:アイキャッチのMr.Childrenの画像は、Toy’s factory内HPスクリーンショットより)
日本国内でのコロナウィルスの感染拡大による学校の臨時休校、外出自粛などを受けて、少しでも余暇時間を楽しんでもらおうと、アーティストのライブ映像が期間限定で無料公開されていますね。
ミスチルは特にそうした動きはないのですが、YouTubeには「Mr.Children Official Channel」という公式アーティストチャンネルが開設されています。
(最初に広告は入りますが)そこでは、ライブ映像の曲の一部(一部といってもちゃんと一曲分あります!)を高画質で、しかも無料で公開されています。
勿論、全部ではないので、公式チャンネルに公開されていないライブDVD収録曲を聞きたければ、Music Premiumのメンバーになったり、ライブDVDを購入する必要があります。
しかし、YouTubeの公式チャンネルには、少しコアな曲からみんなが知っている有名曲まで、それなりの数がアップされていますので、まだミスチルに興味を持っていない層やミスチル初心者への宣伝(アピール)には、十分過ぎるコンテンツ内容だと思います。特に、最近の開催されたライブに関しては大盤振る舞いですし。
そこで、ミスチルファン増加という布教活動の一環として、公式チャンネルに公開されている曲の中から私のおすすめの名曲5選を紹介したいと思います(但し、投稿時点(2020年3月20日)でのお話となります)。
第5位:「横断歩道を渡る人たち」
映画「Split the Difference」で初めて公開され、その後DVDとして発売されています。とにかくこの曲、歌詞が秀逸なんです。
「さすが天才桜井さん、日常の風景をよくここまで昇華することが出来るな」と思わざるを得ません。
その前のスカートのくだりも好きですけど、中でもおもちゃ屋の前での親子のやり取りを描いた歌詞は凄いの一言(以下、引用部分の歌詞、映像:3分19秒~)!
イライラした母親はもの分かりの悪い息子の手を引っ張って
引用:Mr.Children「横断歩道を渡る人たち」
もう何個も持ってるでしょ!?と おもちゃ屋の前で声を上げている
欲しがっているのはおもちゃじゃなく愛情で
拒んでるのも「我慢」を教えるための愛情で
人目も気にせず泣いて怒って その親子は愛し合っているんだ
また、オリジナルの曲を知っている人だと、元の曲から「えっ!?」と驚くほどカッコよくアレンジされています。曲の中盤からハーモニカの音色とともにモノクロのスタジオからカラーのライブ会場に場面が移り変わり、更に終盤にかけて圧倒的なパワーで盛り上がっていく様がなんとも言えません。
シークレットライブで演奏されたもので、お客さんも「あの曲がこんなに変わるとは!?」と驚いたとと同時にミスチルの方も「してやったり」だったのではないかと思います。
第4位:「海にて、心は裸になりたがる」
まず、ノリの良いリズムなのでライブでも盛り上がります。
映像初っ端から桜井さんに「みんなを裸にしたいと思います」と言われてちょっとドキッとした方は立派なミスチルファンです(笑)
終盤(映像:4分00秒~)の「嫌なやつだと考えていても 実はちょっぴり気になっているよ」というフレーズでの「ベース・ナカケー」こと中川敬輔さんと桜井さんとのやり取りが素敵です。特に「嫌なやつ」と言った後に、ナカケーに近づいていく時の桜井さんの笑顔が可愛すぎます。
また、いつも以上に楽しそうに演奏しているナカケーや皇帝(田原さん)の姿も貴重です。
第3位:「addiction」
アルバム「(an imitation) blood orange」に収録されている曲で、アルバムで聞いてた時はそんなに好んで聞いてたわけじゃなかったのですが、ライブアレンジで印象が激変した曲です。
ライブ映像を見て頂ければ分かりますが、大体どのバンドでもドラムって一番後ろにドンと座っていると思いますが、今回の演出では一番先頭にドラムのJENさんこと鈴木さんがいます!そして、一番後方にボーカル桜井さんが位置しています。
ミスチルはメンバーそれぞれ個性があるのですが(皇帝とか!)、中でもドラムのJENさんはいつも楽しそうにドラムを叩いていて目立つ方で、ある意味、桜井さんと並ぶバンドの顔といった存在です。
そんなJENさんの見せ場は、最初と間奏(2分32秒~)と最後なんですが、このYouTubeの映像では、一番の見せ場である最後のキーボードのセビーさんとJENとの掛け合い(セッション?)が収録されていません。残念ですが、まぁ、そこはDVDを買って楽しんでね!ということでしょう。
ちなみに、「addiction」の意味は「中毒」です。どうぞ、ミスチル中毒(エンドレスリピート)になって下さい(笑)。
第2位:「名もなき詩」
第2位を何にするか迷いましたが、ここはやはり王道の「名もなき詩」をチョイスしてみました。
愛はきっと奪うでも与えるでもなくて 気が付けばそこにある物
引用:Mr.Children「名もなき詩」より
愛 自由 希望 夢 足元ごらんよきっと転がってるさ
といった名言も有名ですね。
憎いことに、この「名もなき詩」、最新の2019年と2007年のライブ映像が12年の時を超えた形で公開されていますので、ライブ演出・アレンジなどを比較してみることで一味違った楽しみ方が出来ると思います。
(12年ということは干支でいえば一回り。そこに何かメッセージが込められているのかも!?と疑ってしまいます)
【Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY” Ver.】
最初は、桜井さんのギターソロです。
途中からメンバーが合流します、一人変な人(JENさん)がいますが、それを後ろで優しく見守る皇帝(田原さん)、もはや“ミスチルあるある”ですね。
花道の真ん中にカメラが置かれていて、そのカメラを囲むようにメンバーが演奏しているので、メンバーと一緒に観客も映っていて映像としては新鮮です。
【Mr.Children “HOME” TOUR 2007 ~in the field~ Ver.】
ミスチルあるあると言えば、もう一つ。
(自分で歌わずに)観客に歌ってもらうのが好きな桜井さん(笑)。
みなさんも一緒に熱唱してみて下さい(映像:1分32秒~)。
誰かのせいにして過ごしている
知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で
もがいているなら
僕だってそうなんだ
引用:Mr.Children「名もなき詩」より
【DOME TOUR 2005 “I ♥ U” 〜FINAL IN TOKYO DOME〜Ver.の「名もなき詩」も必見】
ちなみに、名もなき詩のギターソロでいえば、「MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 “I ♥ U” 〜FINAL IN TOKYO DOME〜」のライブで歌った名もなき詩が最高でした!
(注:公式チャンネルには公開されていませんので、DVDを買ってお楽しみ下さい)
以前放送されたアメトーーク!「ミスチル大好き芸人」の中でもこのVerの名もなき詩が取り上げられていました。
アコギ一本で歌っていて、途中からJENさん(ドラム追加)が加勢するという演出や通常より早いテンポで歌われていたり、その会場に合わせた歌詞のアレンジなど、こちらも必見です。
第1位:「タガタメ」
実はこの記事を書く段階から、第1位は「タガタメ」にしようと思っていました。以前、日清「カップヌードル」のCMや愛知県で開かれた愛・地球博の赤十字・赤新月館にも使われていたので聞き覚えのある人も多いかもしれません。
私の拙い文章でこの曲を説明することは不可能なので、まずは何も言わずに視聴して欲しいと思います。
ミスチルは、一般的に政治・戦争などにメッセージを発信しないといわれていますが、この曲はメッセージ性が強い曲です。
「平和を歌った曲」なんて簡単な言葉で表せないほど、改めて何が大切なのかを色々と考えさせられる歌詞と曲です。
特に、この時のライブ映像は鬼気迫るものがあり、メンバーの表情もいつになく真剣そのもの。聞いてるだけで心も身体も熱くなるものがあります。
子供らを被害者に 加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう?
でももしも被害者に 加害者になったとき
出来ることと言えば
涙を流し 瞼を腫らし
祈るほかにないのか?・・・中略・・・
引用:Mr.Children「タガタメ」より
左の人 右の人
ふとした場所できっと繋がってるから
片一方を裁けないよな
僕らは連鎖する生き物だよ
YouTube内のコメントにもありますが、(個人的には)東京オリンピックで歌って世界中の人に届けたいと思えるほどの名曲だと思います。最後に「タガタメ」とは「誰が為」を表していると言われています。
最後におまけ:「皮膚呼吸」
この皮膚呼吸は、「Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”」のラストを飾った曲です(アルバム「重力と呼吸」の収録曲の中でも最後の曲)。
皮膚呼吸の歌詞とライブの最後に持ってきたということを踏まえると、彼らの決意表明がこの曲に込められているよう思います。
歌詞には以下のようなことが書かれています。
と、ある日
顳顬(こめかみ)の奥から声がして
「それで満足ですか?」って
尋ねてきた
冗談だろう!?
もう試さないでよ
自分探しに夢中でいられるような
子供じゃない
・・・中略・・・
いつからか 砂に埋めた感情を
まだ生乾きの後悔を 噛み締める
I’m only dreamin’,but I’m only believin’
I can’t stop dreamin’
このまま
変わっちまう事など怖がらずに
まだ夢見ていたいのに…
・・・中略・・・でも
皮膚呼吸して 無我夢中で体中に取り入れた
微かな酸素が 今の僕を作ってる そう信じたい
・・・中略・・・
出力が小さな ただただ古いだけのギターの
その音こそ 歪むことない僕の淡い 蒼い 願い
サスティンは不十分で今にも消えそうであっても
僕にしか出せない特別な音がある
きっと きっとI’m still dreamin’
引用:Mr.Children「皮膚呼吸」より
無我夢中で体中に取り入れた
微かな勇気が 明日の僕を作ってく そう信じたい
I’m still dreamin’,I’m still believin’
I can’t stop dreamin’
このまま
苦しみに息が詰まったときも
また姿 変えながら
そう今日も
自分を試すとき
上記のライブレポートでも「今なお進化を続けている」といったことを書きました。
ミスチルはデビューから今年(2020年)で28周年(29年目)となります。
現在は、TV出演はほとんどなくなり、ライブ活動中心となっているため、TVや音楽番組に頻繁に出演するアーティスト達と比べて、バンドの更なる知名度アップ、新曲の宣伝といった面では正直プロモーションが足りないと思います。YouTubeのコメント欄には、中学生や高校生が「周りにミスチルファンがいない」と嘆く姿もあります(笑)。
とは言え、CMやドラマ、映画のタイアップ曲も多数、ライブをやればチケットはSOLD OUTでドームを満員にしてしまう程のモンスターバンドです。
しかし、そのような現状にも満足することなく、そして変化を恐れず、更なる挑戦していく姿勢を、ライブでの「皮膚呼吸」という曲を通して表明していたのではないかと思います。
ちなみに、第5位の「海にて、心は裸になりたがる」でナカケーと桜井さんの息の合ったやり取りに触れましたが、この曲ではナカケーが拳を突き上げるシーンがあってめっちゃカッコイイです。(映像:5分5秒~)
桜井さんの声、衰え知らず!?
桜井さんと言えば、ミスチルの1992年のメジャーデビュー以降、ほぼすべての曲の作詞・作曲を担当しており、デビュー28年目となる現在でも第一線で活躍していることから、もはやその類まれな才能の持ち主であることに疑いの余地はないでしょう。
桜井さんはそんな作詞・作曲とともに、バンドの主役とも言うべきボーカルも務めています。
2020年の3月8日に50歳となった桜井ですが、最近声が若返っていると感じます。
ライブに行く度に、「今日の桜井さんの声の調子はどうなんだろうか?」と心配するのですが、一昔前より声が良く出ているような気がします。直近の2回のライブとも声の調子が良さそうでしたし!
その証拠というか、ファンの間では「ボイトレをやり始めて、歌い方(声の出し方)を変えたからでは?」という噂が流れています。
50歳でも努力してパワーアップしている桜井さん、カッコイイ。
下に紹介している「Your Song」という曲では、最初と最後にシャウトするところがあります。歌わないかと思いきやちゃんと歌ってくれてて、その部分を聴くと「(桜井さん)ホントよく声出るな~、若返っているな~」と感心してしまいます。
新曲発売!「Birthday/君と重ねたモノローグ」両A面シングル
2020年3月4日に待望のNEWシングルが発売されました。
「映画ドラえもん のび太の新恐竜」に「Birthday」と「君と重ねたモノローグ」がW主題歌として採用されています。
ドラえもんの主題歌書下ろしにあたりコメントを寄せています。
コメントの詳細は割愛しますが、
「ドラえもん50周年、そして僕も50歳となる年に、運命の再会ができた事に心から感謝です。」
ともに同じ「50」同士、なんか運命を感じちゃいますね。
CDジャケットもドラえもんの「青」一色です。
ちなみに、CD発売が「3月4日」、映画どらえもんの公開は「3月6日」(コロナウィルス感染拡大を受けて8月7日に公開延期)、桜井さんの50回目の誕生日が「3月8日」です。
朝の情報番組「ZIP!」の新テーマ曲がミスチルの新曲「The song of praise」に決まりました
今朝(3月23日)、ZIPにて発表がありました。
ミスチルの新曲「The song of praise」が「ZIP!」の新テーマソングに採用されました。直訳すると「讃える歌」。似たような題名の「優しい歌」がふと思い出されました。
さて、ZIP!は今年4月で10年目を迎えるのですが、開始以来ずっと山下達郎さんの「MY MORNING PRAYER」が採用されていて、ミスチルの曲が二代目のテーマソングとなります。
放送開始が2011年4月で東日本大震災の直後で、初代テーマソングも震災を受けて全面的に書き直したそうです。だからこそ、9年間ずっと採用されていた訳で、他局のように一年か、短ければ半年くらいで次々と変わっていくテーマソングと比べると非常に重みがあります。
だからこそ、2代目テーマソングとして選ばれることは光栄でもあり、プレッシャーも大きいものです。
「ZIP!」のHPにはミスチル桜井さんからのメッセージが載せられております。
やり場のない悲しみを、
引用:ZIP!HPより一部抜粋
先の見えない不安を、
思うように動かない現実を、
誰かのせいにするのでなく
批判するのでなく
自分を、誰かを、何かを、
讃えようとする歌です。
猛威を振るうコロナウィルスに対する悲壮感やギスギスした世の中に対して「批判するのではなく讃え合う心の余裕を持ちましょう」といった応援のメッセージ込められているのが、桜井さんらしいですね。批判するのではなくお互いを讃えて生きていきたいものです。
まとめ
5選に絞ることが出来たのは、YouTubeで視聴できる曲という縛りがあるからこそですね。じゃなければ、とてもじゃないですが絞り切れません。
公式チャンネルを見て頂くと分かりますが、ダブルミリオンの「Tomorrow never knows」、コードブルーの主題歌「HANABI」、至極のラブソングの「365日」や「抱きしめたい」などの有名どころの曲は、今回のランキングからはわざと外しています。
きっとわざわざ紹介しなくても、有名曲なので勝手に視聴してくれると思ったからです。これも幅広く色んな曲を知ってもらうための戦略ですね(笑)。
ミスチルの曲はライブで演奏されることで更にパワーアップします。
演出等により一層映える曲やCD音源とは全く異なるライブアレンジなど、ライブでは軽くオリジナル曲を超えてしまいます。今回の5つの中では、「addicion」はその一例ですね。
さて、ミスチルの発表曲は230曲超(歌詞サイト掲載数より)ありますので、今回紹介した曲はそのほんの一部にすぎません。
もし本記事で、少しでもミスチルの曲に興味を持たれた方は、是非他の曲も聴いてみて下さい。出来れば買って下さい!
そして、いつか機会があれば、ライブにも是非参戦してみて下さい(最近はなかなかチケットが取れないようですが…)!
新たなミスチルファン、お待ちしております!