【社労士50周年記念】天皇皇后両陛下御臨席の東京式典、ロゴ、バッジ、花火、切手、記念誌
先日、福岡県社会保険労務士会(以下、県会という)から50周年記念事業の一環として作成された「創設50周年記念誌」が送付されてきました(アイキャッチの画像です)。
2018年(平成30年)は、我々社会保険労務士(以下、社労士という)にとって、社労士制度創設50周年(1968年創設)を祝う節目の年でした。
50周年記念事業として、全国社会保険労務士会連合会(以下、連合会という)、県会、(県会の下部組織の)各支部が連携を取りながら様々な活動を行なった一年でした。
この記念誌の発刊を以て、50周年記念事業がひと段落したので、社労士の広報活動も兼ねて、50周年記念事業の内容を紹介しておこうと思います(自分自身の備忘録も兼ねてます)。
50周年記念ロゴとロゴシール
まずは「50周年」の告知ということで「50周年の記念ロゴ」と「シール」が作成されました。記念ロゴのデザインは2017年の年末には決まっていたみたいで、シールは4月頃(?)に連合会から届きました。「シール」は、名刺や封筒などに貼り付けてアピールするために利用します。
記念バッジ
続いては、「記念バッジ」。
ご覧の通り(上記写真参照)、50周年記念のロゴのデザインを踏襲した形です。こちらは福岡県会独自で作成したもので、5月末頃送られてきました。
(今更ながら)ネットで検索してみた所、他県会でもバッジを作成しており、デザインも様々でした。(ネットで調べた範囲ですが、個人的に北海道会の記念バッジがカッコ良かったです!)
式典などのフォーマルな場では記念バッジを着用しましたが、正直着用頻度は低かったです(ごめんなさい)。
西日本大濠花火大会での仕掛け花火
「【福岡】大濠花火大会2018に社労士の仕掛け花火が登場!!」という記事でも紹介しましたが、8月1日に福岡の大濠公園で行われた「大濠花火大会2018」に仕掛け花火が打ち上がりました。
上記写真の通り、『社労士 50周年記念』という文字が大濠公園の夜空(?)に浮かびました。
大濠花火大会は、諸々の事情で2018年が最後の開催となってしまいましたが、最後の花火大会で社労士の仕掛け花火が出来たことは、ある意味幸運だったのではないでしょうか?
(県会主催)記念講演、記念式典、祝賀会inホテル日航福岡
2018年11月17日(土)に、県会主催で記念講演、記念式典、及び祝賀会が開催されました。場所はホテル日航福岡で、社労士会では年始の賀詞交換会などもここホテル日航福岡で開催しています)
記念式典の目玉は、副総理兼財務大臣(役職は当時)「麻生 太郎」氏による社労士制度創設50周年記念特別講演です。財務大臣の麻生氏らしい切り口とともにこれから社労士の活躍の場が益々広がるでしょうといった激励を頂きました。
その後、社労士制度創設からの50年を映像とともに振り返り、記念式典です。先輩方から制度創設時の様子を聞けたのは貴重な体験でした。
締めは記念祝賀会でした。
司会進行をKBCアナウンサー、「アサデス。」メインキャスターである徳永玲子氏が担当していたので、お会い出来て大変嬉しかったです。毎朝「アサデス。」見てるので。ツーショット写真も嫌な顔せずOKしてくれました。
(連合会主催)天皇皇后両陛下御臨席のもとでの記念式典in東京国際フォーラム
2018年12月5日(水)に東京国際フォーラで、天皇皇后両陛下(現在の上皇・上皇后両陛下。以下、当時の呼称を用います)御臨席のもとで記念式典が開催されました。12月にも関わらず20度を越す気温で非常に恵まれた気候でした。そんな中、社労士及び関係者含めて約5,000名が全国から集いました。
【同式典に関しては、ニュースでも取り上げられています。参考記事として、こちら(リンク先:労働新聞様)を掲載しておきます】
当日は、天皇皇后両陛下が御臨席されるということで、会場は厳戒態勢(下の写真参照)。入場口では、金属探知機と参加証や身分証明書による本人確認、天皇皇后両陛下御臨席時の式典中は入退室不可という徹底です。
特に、2019年4月末に退位されるというタイミングで天皇皇后両陛下をこの目に拝することが出来たこと、また御臨席のもとでの国歌斉唱は何とも感慨深いものでした。今までで一番気持ちを込めて国歌斉唱をしたように思います。
【同式典に関しては、ニュースでも取り上げられています。参考記事として、こちら(リンク先:労働新聞様)を掲載しておきます】
ちなみに、19年前(1999年?)高校生の時にも両陛下のお姿を拝したことがあります。それは熊本での国民体育大会(くまもと未来国体)開催時のことです。
もう随分前のことになりますが、両陛下のお姿、お顔を未だに鮮明に覚えています。「天皇皇后両陛下をこの目で拝することが出来た」ということは、それだけ心に刻まれる出来事だったのだと、改めて思います。
(注:東京国際フォーラムでの式典に関しては、県会の会報(社労士ふくおかvol.151)に寄稿していますので、機会があればご覧下さい。)
制度創設50周年記念誌
50周年記念事業の中でも、記念式典に並ぶ一大事業がこの記念誌でしょう。
表紙の「挑」がこれからの社労士会の意気込みを表していますね。チャレンジ精神忘れずにしたいです。中身は、各支部、委員会の活動内容や写真、50周年事業のイベント、50年史などが掲載されています。こうした記念誌に自分の名前が表記されていると会員の一員なんだなと感じて嬉しくなりました。
(記念誌の中身については、後日もう少し追記するかもしれません)
(追記)社会保険労務士制度五〇年の歩み
追記です。
本日(2019年6月3日)、連合会から「社会保険労務士制度五十年の歩み」という冊子が送られてきました。
さっと目を通した程度ですが、歴代厚生労働大臣の紹介、8回に渡る社労士法改正の背景や概要、各都道府県会会長からのコメントなどが掲載されていました。
中でも冊子冒頭の方で紹介されていた社会保険労務士団体の主な変遷図に目がいきました。
労務管理協会(旧・東京都労働事務管理団体連合会)と北海道・東京・大阪の社会保険士協会が起源となり、合併を繰り返しながら、現在の連合会に至るというものでした。そのあたりの知識はほとんど知ることなく「社会保険労務士」を名乗っていましたが、今後活動をする上でこういった歴史を知っておくということも大切なことだなと改めて感じました。
記念切手も発売
少し変わったところで、社会保険労務士制度50周年を記念した記念切手も発売されました。上段は社会保険労務士徽章、下段は人の心をデザインしているとのことです(日本郵便HPより)。
なお、日本郵便HPでの記念切手の案内はこちら
その他、時計台の寄贈や植樹、記念セミナーなども…
記念式典以外にも、中比恵公園に時計台の寄贈や桜の植樹を行ったり、支部独自の記念セミナーを開催したり、サッカー観戦などをしたりと、様々な企画が催されました。ちなみに、2019年5月20日(月)には、元アイドル歌手の菊池桃子氏による記念セミナーも行われています(おそらく記念事業としては最後のイベント)。
2018年は本当に社労士制度創設50周年記念一色の年でした。
私自身、この制度後の50年のうち、3年弱(2014年試験合格、2016年登録)しか関係していませんが、このような節目の年に社会保険労務士に登録していたこと、偶々支部幹事という運営側の立場にいたことで50周年の記念行事に他の会員よりも深く関わることができました。そのおかげで、会員の諸先輩方と一緒に忘れ難い思い出も作ることが出来ました。
また、「社会保険労務士と中小企業診断士の業務内容とは?、それぞれの試験内容とは?」でも述べている通り、社会保険労務士は士業の中でも一番後発のサムライ業となります。
後発の士業になればなるほど、既存士業が持つ業務範囲(利権)と重複する部分も出てきます。実際、他士業との間での業務侵害に関する問題も抱えています。
それでも制度創設から8度にわたる法改正を経て、社会保険労務士の知名度は高まりました。
これもひとえに過去の先人達の努力と苦労の賜物であり、その甲斐あって現在の私たちが存在しているのだなと非常に感慨深いものがあります。そうした努力や苦労を50周年の記念行事を通じて、実際に見聞きし現在の社労士制度を築き上げてきた先人達への感謝の気持ちがより一層高まる機会となりました。
これまでの諸先輩方に負けないように、私達も、次の50年、100周年を祝うであろう未来の社労士達に向けて、より良いものを築いていかなればならないなと思いを新たにする一年となりました。