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仕事は人生そのもの。楽しくない、辛い、つまらない、嫌だと悩み考えながら働くのは勿体無い

 
仕事は人生そのものを表現した写真
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HOP CONSULTING
人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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以前、経営者目線から労働者を雇う前に注意して欲しいことを以下の記事に書きましたが、労働者から見て「『どこかの会社で働く』とは、どういうことなのか」を改めて考えてみたいと思います。

仕事は人生そのもの

一般的なサラリーマンの場合、22歳で大学卒業後、65歳まで働くことになります。日本人の平均寿命が84歳ですから、大体約半分は仕事をして過ごすことになります。

ちなみに、ライフネット生命保険株式会社の創業者である出口治明 氏は「仕事は人生の3割程度」とおっしゃっています。

これは時間単位で考えてみると、年間8,760時間(1日24時間×365日)に対して、日本人の平均労働時間が1,728時間(残業が多い企業で2,000時間超)ということから、「仕事の割合は3割程度に過ぎない」と仰っている訳です。

これも厳然たる事実です。
(ちなみに、出口治明氏は、仕事は人生の3割程度だから、(仕事で)何かあったとして取るに足らないことだと思うべきだと主張されています)

「仕事が人生の一部」「仕事だけの人生」なんて言葉を使ったりしますので、この辺りの感覚やは皆さんもお持ちだと思います。

働いている時間帯(年齢帯も含む)に目を向けよう

そこで、もう一つ別の視点で見てみたいと思います。
それは「働いている時間帯」です。
「時間帯」とは「○時から●時」と言ったそのままズバリの意味もありますが、働いている年齢(22歳〜65歳)も含んでいます。

まずは「時間帯」という言葉通りの意味で見ていくと、2、3交代制や夜勤と言った場合を除き、「8時-17時」「9時-18時」と言った昼間の時間帯に働いている方が多いと思います。

ということは、人間は基本的に昼行性(*)の生き物ですので、昼間一番活動が活発(エネルギーに満ち溢れている)な時間帯に働いていると言うことになります。

(*)昼行性:昼間に行動し夜間は休む動物の性質のこと

次に働いている時間帯(ここでは年齢帯という意味)は、22歳から65歳までです。
20〜25歳前後をピークに加齢とともに様々なものが「衰える」と言われています。
例えば筋肉量は55歳くらいから急激に落ちるそうですし、脳の成長力も50〜60代から衰えるなどと言われています。

とは言え、筋力や脳の衰えは、生活習慣やトレーニング次第で遅らせることが出来るとも言われているので、厳密な衰え時期に関しては個人差があると思います。
いずれにしろ、22〜65歳という、人間として活力溢れ健康な時期を仕事に費やしていることは間違いないと思います。

そうして考えると、「人間の一生の中でも一番貴重な時間帯(若くて元気な時期、かつ活動が活発な昼間)を仕事に捧げている」とも言えます。
単純に言葉にすれば「人生の約半分」かもしれませんが、このように考えるとそれ以上の重さ(貴重さ)があると考えても良いのではないでしょうか。

楽しくない、つらい、つまらない、嫌だのまま働いていて良いのか?

仕事が辛くて落ち込む男性の写真

前述したように、人間にとって非常に貴重な時間帯を捧げているはずの仕事が、「つらい」「つまらない」「嫌だ」といった感情に支配されたまま働き続けることはどうなのでしょうか。

客観的にみれば、そのような気持ちで働き続けるのは非常に勿体ないと思うはずです。

「つらいなら、仕事を辞めればいいじゃない」
「そんなに嫌なら別の仕事をすればいいじゃない」

と、周りが言うのは簡単ですが、自らの人生をどう考え、どう決めるのかは、当事者である本人次第です。
アドラー心理学で言えば、「課題の分離(本人の課題)」であるということです。

但し、仕事を今のまま続けるにしろ、辞めて転職するにしろ、やりたいことがあって起業するにしろ、「人間の一生の中でも一番貴重な時間帯(若くて元気な時期、かつ活動が活発な昼間)を仕事に捧げている」ということは忘れないでおきたいものです。

仕事を有意義なものにすれば、人生も有意義なものに…

「生活のために仕事をする」
「自己成長(スキルアップ)のために仕事をする」
「自己実現の欲求を満たすため」(マズローの欲求五段階説)

働く理由は色々とあるかと思いますが、これまでお伝えしてきたように仕事は人生において大部分を占めます。
仕事に対して、どう考え、どう決めるかは本人次第だとは言え、仕事という時間を有意義なものにすることは、同時に人生を有意義なものにすることと同義であると思います。

「仕事に行ってつらいのは当たり前。給料をもらうのってそういうことなんです。働きに行くのは嫌なことするからお金くれるんだよ。そこをイヤなことだって言うから情けないんだよな」と斎藤一人氏(銀座まるかんの創業者)も仰っているように、誰でも仕事をしていればミスや失敗、人間関係に悩むなど一定程度つらいことや嫌なことに直面するのは当たり前です。
そして、そこから逃げていてばかりいては一向に成長がないのも事実だと思います。

ですが、現在働いている仕事の時間の大部分が「楽しくない」「つらい」「つまらない」「嫌だ」といったマイナスの感情で満たされているようであれば、「仕事」に対して今一度考えてみる価値があるのではないでしょうか。

辞められない理由を他人(周り)のせいにしていないか?

単純に「仕事が嫌なら辞めれば良い」と言いたい訳ではありませんが、仕事をやめようかと思った時に、以下のように考えて思い直している方もいるのではないでしょうか?

「自分が辞めたら周りに迷惑をかける」
「辞めて転職活動等が上手くいかず無職になったらどうしよう」
「仕事が嫌で辞めるのは逃げているような気がする」
「せっかく縁があって入った会社で、今まで育てもらった恩があるし」
「辞めたら、周り(家族・知人)から何か言われそう」
「辞めて転職活動・起業等が上手くいかなければ、、周りからどう思われるだろう」

このように実は「辞めない理由」は沢山思い付きます。

ですが、これらの辞めない理由をよくよく考えてみると、そのほとんどが「周り」からどう思われるか、どう評価されるか、といったことを気にしてのものばかりです。
「自分がどうしたいのか」という主体性がそこにはありません。

もし、あなたが本当に仕事がつらく嫌だと考えていて「辞めない理由」が前述したような理由であれば、周りや他人の人生を生きているのと、そう変わらないのではないでしょうか。

著書「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の中にも、自殺を考えてしまうほど働きすぎているにも関わらず、「他人を中心」に考えてしまった結果、辞められなかったと言った記載があります。

そもそも、有給休暇を取得する際の懸念事項として、「周りに迷惑がかかること」という答えが約4割を占めるそうです。
周りに気を遣えるということは日本人らしいと思いますが、だからこそ、「周りが云々ではなく、自分がどうしたいのか」をしっかりと意識する必要もあると思います。

最後に。
以前も紹介しましたが、スティーブ・ジョブズ氏のスピーチの一部を紹介しておきます。心に響くものがあるのであれば、今一度、自分自身の人生や仕事を見直すべきかもしれません。

(動画:12:15〜)
あなた方の時間は限られています。
他の誰かの人生を生きて無駄にいてはいけません。

ドグマ(常識や既存の概論など)に囚われてはいけません。
それは他の人たちの思考の結果とともに生きることだからです。

他人の意見の雑音によって自分の内なる声がかき消されてしまわないようにしてください。
そして最も重要なことですが、あなたの心や直感に従う勇気を持って下さい。心や直感はあなたが本当は何になりたいのか既に知っています。他のことは二の次です。

引用:スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版より
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版

その職場が全てではない。

「ある職場で働いてお金をもらい、そのお金でなんとか生活している」ということを考えた時、「その職場で働くこと」=「生きること」に直結しているように考えてしまう傾向があります。
そうなると、「その職場を手放すこと(辞めること)」は非常にリスクが高く、自身の生き死にに関わるように感じてしまい、仕事が辛く、いずれ過労死やメンタルダウンに繋がりそうであっても、「自分にはここにしか居場所がない」「辞められない」といった視野狭窄に陥る可能性もあります。

だからこそ、仕事が人生の大部分を占めるからといって、それが全てであるように考えてはいけません。

そこで大切なことが、「より大きな共同体の声を聴く」という考えです。

【アドラー心理学】より大きな共同体(コミュニティ)の声を聴け-いじめへの解決策-

下記の書評の中では書ききれませんでしたが、アドラー心理学では「より大きな共同体の声を聴く」ということが、いじめへの解決策になることが述べられています。

いじめに遭っている生徒は、学校に居場所がない訳ですから、学校という共同体に所属感(ここにいてもいいんだという感覚)を感じられていません。
この時、学校という共同体が「全て」だと思っていると、そこ(学校)に所属感を持てないことで、より小さな共同体(ex.家族)に逃げ込み、引きこもったり、家庭内暴力などで自分に注目を集め、なんとか所属感を得ようとします。

しかし、そうではなく、別の共同体、特にもっと大きな共同体があることに注目させることが重要になります。
つまり、学校の外にはもっと大きな世界が広がっていることに気づかせることで、それまで自分が学校に感じていた悩みや苦しみがいかにちっぽけなものだったかが分かるということです。
(諺で言えば、「井の中の蛙」だったと気づかせる)

別の共同体、大きな共同体に触れるには、転校や退学をすると言った手段が考えられます。実際、転校や退学をしてみると、学校とはたかが紙切れ一枚の繋がりしかなく、所詮その程度の繋がりでしかなかったということが分かります。
それは、自分の全てと思っていたもの(共同体)が、実は思っていたよりも大したものではないと気づくきっかけにもなります。

こうしてより大きな共同体に触れることは、これまでいた共同体とは異なるコモンセンス(共同感覚)に触れることにもなります。
例えば、その学校では当たり前だったことは(例えば自分をいじめるリーダー格の存在や力を持った生徒や先生)、その小さな共同体でのみ通じるコモンセンスであって、それ以上のものではないということです。
むしろ、そうした状態が世間では異常であることに気づくことにもなります。

こうした考えは社会人であっても同じです。
会社では権力を持っている上司や先輩がいて、その力の矛先が時折自分に向いて嫌な思いをしたりするかもしれません(ex.パワハラやセクハラ、社内いじめ)。
ですが、その会社(共同体)から離れ、別の共同体に移れば、これまで悩まされていた上司や先輩とは関係が切れますし、嫌な思いをしていたこと(ex.パワハラ、セクハラ等)が別の会社、別の社会(世界)では全く当たり前ではなかったことが分かるはずです。

しかし、「仕事が人生そのものである」と必要以上に深く考えてしまうと、自分が今触れている世界が全てだと思い、そこで生き抜くためには自分が我慢するしかない(ex.パワハラ・セクハラに耐える)、努力するしかない(長時間残業)と思い込んでしまいますが、決してそうではないということです。

逃げるは恥だが役に立つ
ハンガリーの諺。
「自分の戦う場所を選べ」ということを意味しています。
今いる環境にしがみつくのではなく、逃げることも選択肢に入れ、自分の得意なことが発揮できる場所に行こうというもの。

引用:ネット上より、逃げるは恥だが役に立つの意味

「サザエさん症候群」に罹らない会社作りを!

最後は社会保険労務士として経営者の皆様に一言。

「サザエさん症候群」という言葉を聞いたことがありますか?

【サザエさん症候群とは…】
日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状。

引用:Wikipediaより

【注意:決して「サザエさん」が悪いということではありませんので、その点悪しからず】

以前、とある経営者同士の会合の中で「社員が生き生きと働くためには何が必要か?」と言ったテーマで話し合っているときに、私は「社員が日曜日の夜になってもサザエさん症候群に罹らない会社作りをする」と発言したことがあります。

議論の場ではなかなかウケも良くて笑いも起きたのですが、真面目な話これは大事なことだと私自身は思っています。

もちろん、多かれ少なかれ日曜日の夜には「あー。明日から仕事かぁ」と思うものですが、サザエさん症候群に罹っていないということは、「さぁ、明日から頑張って働こう」と思える状態にあるということです。

そういう社員であれば、うつ病と言ったメンタルヘルスに悩むこともまずなくなりますし、「あー、会社嫌だなぁ」と思って働く社員よりも、よっぽど主体的に生産性高く働いてくれるはずです。

しかも、日本人の多くは小さい頃からサザエさんを見て育っていますし、大人のみならず、学生時代に「サザエさん症候群」を感じたことがある方もいるでしょうから、「サザエさん症候群に罹らない会社を目指す」というスローガン(言葉)に込められた意図や経営者の想いは、それなりに伝わりやすいのではないかと思います。

仕事が充実し有意義なものとなれば、社員の人生も有意義なものになります。
そして、社員のために仕事の環境(賃金・休み・職場環境等)を整えることが出来るのは経営者であるあなたが一番力を持っているはずです。

言葉選びも大切。経営者は出来るだけ簡単な言葉で分かりやすく伝えよう!

このようにスローガンも含め、言葉というものは非常に便利なもので、上手く扱うことができれば、社員に共通のイメージを持たせ、そのイメージに沿って社員全員が自主的に行動することにも繋がります。

優れた経営者の特徴は、難しいことでも簡単な言葉でわかりやすく伝えることが出来る人だと思います。

例えどんなに立派な学歴や経歴を備えていても、難しい言葉でしか話せない人は社員を上手く導くことは出来ません。何故なら難しい言葉では社員にうまく伝わらないからです。

ラグビー日本代表のHC(ヘッドコーチ)を務め、W杯で強豪南アフリカを破るなどの実績を残したエディー・ジョーンズ氏は、「相手に意味が伝わるコミュニケーション」を重視していたと言われています。
ここで大切なのは「伝える」ではなく「伝わる」という点です。
同氏は「相手に伝わるような言葉を考え、そして、伝わるまで何度も言葉(表現・言い回し)を変えた」と言われています。

経営者の中には、カッコいいカタカナ言葉(ビジネス用語)がお好きな方もいると思いますが、「コア・コンピタンス」「KPI」「ステークホルダー」と言った言葉の意味が分からなかったり、調べないと分からない社員も中にはいらっしゃいます。

「社員がサザエさん症候群に罹らない会社」ではないですが、経営者の皆さんも自分が日頃社員に向けて使っている言葉を見直してみてはいかがでしょうか。
あなたは伝えているつもりでも、相手には全然伝わっていないということもあるかもしれません。

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人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)、経営コンサルタント(中小企業診断士)。福岡生まれだが熊本育ちのため、性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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