【資格勉強法】試験前日や当日の過ごし方、試験テクニックなど実践してきたコツ8選を紹介
厳密にいえば勉強法ではないですが、私がこれまで20個の資格試験に全て1発合格した際に、試験前や準備、試験中に注意していること、実践していることを紹介します。
【NEW】
2021年7月20日:「補足3:嘘のような本当の話。夏場の「寒さ」対策は忘れずに」を追記
試験前日・当日、事前準備編
試験前日は栄養と睡眠をたっぷり取れ → 眠れない場合は横になるだけでも違う
試験前日。
最後まで諦めずに勉強しておきたい気持ちは分かりますが、翌日の試験に備えて早めに寝ましょう。
(どうしても勉強したいのであれば、朝早く起きて勉強することをオススメします。)
もちろん、食事も栄養のあるものをしっかり取って下さい。
ただ、睡眠にしろ食事にしろ、本来は、試験前日ではなく一週間くらい前から念入りに準備しておく方が良いです。試験当日、体調不良で力が出せないなんてことになったら目も当てられません。
基本的に何を食べても良いとは思いますが、私は、お腹に優しいものを取るようにしていました。辛いものや冷たいものなどは翌日お腹を壊しそうなので避けていましたね。出来れば脂っこいものも避けた方が無難かもしれません。もちろん、前日の飲み会やアルコールはもっての外です。
中には極度の緊張の余り、布団に入ったけど眠れないと言う方もいらっしゃいます。その気持ち、非常に分かります。それまで一生懸命勉強してきた方であれば、翌日の試験でその努力が報われるか、水の泡になるかが決まる訳ですから、緊張するのも当たり前でしょう。
「布団に入って横になるだけでも疲れは取れる」といいますので、眠れなくても横になっておきましょう。ただ、携帯やスマホを見るのはオススメしません。ブルーライトで余計目が覚めてしまいますから。
それよりも、教科書、あるいは小説やビジネス書などの書籍を読んで、眠気を誘引した方が効果的かと思います。
前日の休養をお勧めする理由は、試験当日(試験中含め)は思った以上に体力、精神を消耗するからです。試験終了まで、体力・精神を持たせるためにも、十分な休養を取ってから試験に臨みましょう。
おまけ:難関資格ではない場合は前日遅くまでの追い込み勉強も可
語弊があるかもしれませんが、難関資格系(一桁~20%台)ではない場合は徹夜とは言わないまでも、前日の追い込みの勉強は効果があると思います。
私も比較的合格率が高い(40~70%)資格で準備不足の時は、前日遅くまで追い込みの勉強をしていましたので…。
とは言え、あまり夜遅くまで追い込みをしていると、翌日の試験中に寝不足が原因で集中力を欠いてしまう可能性もありますので、ご自身の体調等と相談しながら判断して下さい。
試験当日に教科書や問題集での確認や見直しはしない → 試験当日は、何をしても一緒。あまり効果はない
試験当日、朝起きてから試験開始までの時間をいかに過ごすかですが、基本的に私は「試験当日は何をしても一緒」だと考えています。
但し、「何をしても一緒だ」と言うのはそれは「知識面においては」という意味です。
あくまで個人的な意見ですが、試験当日は緊張感もあって教科書等を見ても案外頭に入っていないように思います。見ているようで見ていない、覚えたようで覚えていないと言った感じです。
中には、試験直前に見ていたものが出題されたという方もいらっしゃいますが、そんなに都合の良いことは中々起きません。それに、おそらく直前に見ていないくてもそういう方は正解しただろうと思います。
もし直前に確認したいのであれば、極限まで範囲を絞っておくべきでしょう。
(ちなみに、社会保険労務士試験の場合は、労働安全衛生法の暗記部分だけをぼんやり眺めていました。行政書士の試験の場合は、商法の基本的な論点をチェックしていました)
あと、試験会場に向かう際に、各資格学校(TAC、大原)が、直前チェックみたいなリーフレットを配っていますが受け取らない方が良いです。
知らない論点が載っていたりして、試験直前に焦ったり不安になる可能性があるからです(私はこれまで一度も受け取ったこともありません。試験後の回答速報も同様)。最後の最後まで、これまで使ってきた教科書等だけを信じましょう。
その分、試験当日は体調面と精神面を整えることに全力を尽くします。
今更、教科書等を見直して足掻くよりも体調面、精神面を整えることに全力を尽くした方がよっぽど効果的だと思います。
何故なら、知らない問題や教科書に載っていた問題を忘れて解けないというのはもちろん嫌ですが、それよりも緊張や焦りで100%の力を試験で出せないことの方が悔いが残るからです。
後述する「頭が働かなくなるので食事の量は調整すべし」、「トイレは我慢しない」もこれに通ずるものと言えます。
腕時計を忘れるべからず → 受験会場の壁掛け時計が隠されている可能性もあります
2017年度の行政書士試験では、教室に時計がかけてあったのにA4の紙で覆われていて見えないように細工されていました。勿論、腕時計をしていたので大丈夫でしたが、中には時間が分からず困った受験生もいたかもしれません。
机に置く置き時計や腕時計は、忘れずに持って行きましょう。
(腕時計といってもスマートウォッチはダメです)
おそらく受験会場の教室にあるだろうと甘くみてはダメですよ。
冒頭で述べたように「(意図的に)隠されている」場合もあります。
あとは受験票で何が持ち込み可能なのか、何が持ち込みできないかをしっかり確認して試験に臨みましょう(時計、鉛筆、シャープペンシル、マーカー、電卓等持ち込みの可否を受験票などで確認して下さい)。
持ち込み可能だと思っていて、試験開始直前や試験中に仕舞うように注意されると動揺して試験に影響してしまう可能性もありますので…。
余談ですが、他の受験生に聞いたところ、別の教室では時計は隠されてはいなかったそうです。担当する試験監督官によるのかもしれませんが、どこか腑に落ちない行政書士試験でした。
頭が働かなくなるので食事の量は調整すべし → 試験中に眠くなります
私も、不覚にも中小企業診断士の試験中にウトウトしてしまったことがあります。
中小企業診断士試験の初日は、午前中に経済学・経済政策、財務・会計。午後に企業経営理論、運営管理という科目が行われます。
午前中は非常に集中力と精神力を要する科目だった上、昼食後に行われる企業経営理論は問題、選択肢の文章ともに長文で、かつ試験時間も長かった(90分)ので、試験中にウトウトしていました(得点も58点と微妙)。
(当時は、試験初日の午前中に行われる「経済学・経済政策」と「財務・会計」が難関科目に位置していたので余計に疲れました・・・)
もしかしたら、一瞬夢の世界へ飛んでいたかもしれません(笑)。
昼食を挟む試験では、眠くならないように食事の量には十分気をつけましょう。言うまでもなく、朝食を食べる時間や量も同様です。
(追記:中小企業診断士の試験概要を調べたら、2018年度から、科目間の休憩時間が10分のびて40分になっていました。その分、集中力を回復できるという意味で良い改正ですね。)
試験中編
トイレは我慢しない → 我慢した状態では集中できません。どうしても時間が足りないという時以外は迷わずトイレへ
長時間の試験でも、1度もトイレに行く必要がない人もいますね。一方で、体質的にトイレが近い人もいると思います。
私は後者のタイプなので試験中でも迷わずトイレに行きます(自慢げ、笑)。
私が受けた試験の中で最長の試験時間は、社会保険労務士試験の3時間半(210分、択一式)でした。(次いで、行政書士試験の3時間)
ちなみに、社会保険労務士の択一式の試験は、70問(1問5肢として350肢)出題されます。
と言うことは、1問約3分で解く必要があるわけで(五肢択一なので1肢36秒で正誤を判断しなければならない)試験時間が3時間半といっても、実は試験時間が足りないくらいなのです。
(実際に、試験時間が足らず最後まで辿り着けなかったと言う受験生も中にはいます。)
そのような状況とは言え、やはり生理現象には勝てませんし、そもそも緊張からトイレも近くなりがちです。
ですから、ある程度の段階でトイレに行くことをオススメします。
(トイレには試験監督官や補助者が付き添うので、場合によっては行きたくても直ぐには行けない可能性もありますので・・・)
まずもって、トイレを我慢していると問題に集中出来ないはずです(私だけですかね?)。
ただでさえ、試験中は普段以上の集中力が必要とされる訳ですから、よほど時間が足りないと言う場合を除いて、我慢することはマイナスにしかならないと思います。模試等を利用して、どのタイミングでトイレに行くのかなども試しておきましょう。
敢えてトイレに行く利点を挙げるとすれば、席を立ち歩くので態勢が変わって気分転換、頭のリフレッシュに繋がります。
トイレにハンカチは持っていけるので、場合によっては顔を洗ってシャキッとするのも有り。女性は難しいかもしれませんが…。
ちなみに私のトイレに行くタイミングは、社会保険労務士試験では、最初(第1問目、労基法)から解き進み健康保険法の問題に入る前。
行政書士試験(回答順がイレギュラーなので下記関連記事をご参照)では、民法の問題に入る前にトイレに行っていました。勿論、前述したように頭を一度リフレッシュさせるという意味も考えてこのようなタイミングに決めていました。)
補足1:利尿作用、水分の吸収が早い飲み物は厳禁!
補足になりますが、利尿効果が高い飲み物や身体に吸収されやすい飲み物を、試験直前や試験中に飲むのはやめておいた方が良いです。
どんな飲み物が該当するかといえば、コーヒー、紅茶、お茶、それにポカリスエットなどのスポーツドリンクです。
特に夏場の試験だとポカリスエットなどのスポーツドリンク系を飲む方も多いと思いますが、水分の吸収が早いのでトイレが近くなりがちです。実際、ポカリスエットを飲まれていて、試験中に何度もトイレに行かれた方をお見かけしたことがあります。
一度ならまだしも、何度も行くことになると時間ロスが半端ないです。
あと、夏場の試験は冷房が効いていたり、冷房の風が直接当たる席だったりすると寒さでトイレが近くなる可能性もあります。
そうした場合も備えて、夏場の試験でも風を通さないナイロン/ポリエステル製のウィンドブレーカーのようなものを持参しておくことも大事です。
そして、冬場は冬場ならではの注意が必要です。試験会場が寒かったりすると足元から冷えてトイレが近くなって・・・という事態も考えられます。ブランケットや厚手の靴下、ホッカイロなど何らかの対策を考えておくことも必要です。
基本的には、模擬試験など本番と同様の体験ができる時に、「トイレに行く、行かない」、「飲み物は何を飲む」等を確認しておくと良いでしょう。出来れば、試験開始30分前から始まる試験上の注意事項等が説明される時間も考慮して模擬体験しておくとなお良いです。(社会保険労務士の試験であれば、注意事項説明30分+試験時間210分=合計240分(4時間))
(勿論、簿記などの資格のように「トイレ退出=試験終了とみなされる試験」もありますのでそういった試験では、トイレに行かないで済むような対策を立てましょう)
ただ、本試験の独特の緊張感も相まって普段よりもトイレが近くなる可能性も否定出来ませんので、様々なケースに備えて準備しておくことに越したことはありません。
ちなみに、私は基本的にお水(ミネラルウォーター)。それも少量に抑えています。が、それでも1〜2時間も問題を解いていれば、トイレに行きたくなります(笑)
補足2:トイレに行く時間を加味した回答スピードが得られるまで己を高めておけ
本章では、「トイレに行きたくなったら迷わず行きましょう」と簡単に結論づけていますが、実は、そのためにはそれなりの準備が必要です。
(以下は、社会保険労務士試験を例にして説明します)
というのは、その事前段階として試験時間3時間半(210分)の中で全問回答できるスピード+トイレに行く時間、かつ、合格できる正答率を得られるまで自身のレベルを上げておかないといけないからです。
しかも、試験終了と同時に回答終了という状態では、回答時のケアレスミスやマークシートへの転記ミスなどの確認が出来ず思わぬ失点で不合格になってしまう可能性もあります。
普段しないようなミスをしてしまうのが本試験の恐さですので、見直しする時間も欲しいところです。
したがって、試験時間210分を分析すると、回答時間185分(マークシートへの塗り潰し含む)、見直し時間20分、トイレ5分という配分で計算してみましょう(あくまで参考です)。
185分(見直し・トイレ除く)で70問回答する訳ですから、1問あたり2.6分程度まで回答時間が短くなる計算です。マークシートの塗り潰しも案外時間(1問15秒くらい?)がかかりますから、実質2.4分(1肢29秒で正誤判断)ということになります。
(ちなみに、「【直前期・対策・勉強法・働きながら・過ごし方】社労士試験追い込み(ラストスパート)でやるべき学習法・ポイント・コツ12選 」にも書いてますが、私の社労士試験での回答スピード(一通り解き終わる迄の時間)は2時間30分程度(150分)です。)
あとはこれが実践できるかどうかですが、やることは1つです。
素早く正誤の判断を出来るよう勉強して正確な知識を蓄え、そして、問題演習をこなすことで回答スピードを高めるしかありません。出来るようになるまで繰り返し問題演習をこなしましょう!!
補足3:嘘のような本当の話。夏場の「寒さ」対策は忘れずに
嘘のような本当の話ですが、「夏場のクーラーによる寒さ」は要注意です。
大学等で試験が行われますが、座席によってはクーラーの冷風が直で当たる座席もありますし、風は当たらなくても異常に低温設定だったり、寒いと感じる温度設定になっている場合もあります。
寒さに弱い方は必ず風を通さないナイロン/ポリエステル製のウィンドブレーカーを忘れずに準備しましょう。
加えて、通常時であれば、座席をほぼ満席にしての受験となりますので、受験生の熱気もありクーラーがあってもそれなりの室温になります。しかし、現在のコロナ禍だと教室の定員数に対してゆとりを設けることが多いので、受験生の熱気もその分薄まります。受験生の熱気による温度上昇は少ないかもしれません。
(個人差もあるかもしれませんが)「暑さ」よりも「寒さ」の方が対応が難しいものです。
暑ければ脱ぐなり、腕をまくるなりの対応で暑さに対して対策が取れますが、寒さの場合は羽織るものが手元になければどうしようもありません。
試験中ですから、Tシャツ一枚で試験に臨んでいたら、試験中にそれ以上服を羽織ることは出来ませんし、熱い飲み物を飲む訳にも、外に出たり歩くなどして体温を上げることも出来ません。また、クーラーによる冷えによって、頭痛や腹痛・下痢などの症状が引き起こされることもあるかもしれません。
(他にも、春先や秋口の急な天候悪化(寒さ、雪)による登山客の遭難(低体温症)などを想像してみると分かりやすいかもしれません)
体調面のみならず、「温度と生産性」には関係があると言われています。
とある研究によれば、室温を上げること(20度→25度)で、従業員のタイピングミスが減少したり、タイプした文字量が増加したという結果もあるそうです。
つまり、「寒い」と感じている場合はそれだけ集中力が乱され、生産性が落ちやすいと言えます。
試験に当てはめれば、マークミスや問題文の読解ミス等が起きやすい訳ですし、集中力の乱れは、問題を解く際に思考を集中させて記憶を呼び起こす脳内作業にも影響を与えそうです。
このように、多少荷物になるかもしれませんが、万が一に備えて一枚羽織るものを持参するというのは夏場の試験では以外に重要なことなのです。何事も備えあれば憂いなしですね。
第1問目や各科目の1問目は意外に難しい問題が多い → 受験生を慌てさせるため。分からなくても気にせず次の問題へ
これはあくまで持論ですが、試験問題の第1問目は意外に難しい問題が出題されることが多いような気がします。第1問目に限らず、各科目の1問目なども似たような傾向を感じます。
(各科目とは、社会保険労務士試験や行政書士試験のように、1冊の問題用紙の中で複数の科目が問われるような試験のこと。例えば、社労士:労働基準法、雇用保険法、国民年金等。行政書士:憲法、民法、行政法、一般知識等)
例えば、2017年度に受けた行政書士試験の第1問目(基礎法学の1問目)や、一般知識の1問目は即答できない問題だったり、予想もしていない問題で少し焦りましたし、いつもより回答に時間が掛かってしまいました。
また、2012年度に受けた中小企業診断士試験の財務・会計では、第1問目から簿記2級の知識が必要な難問で最初から手こずった受験生が多かったと思います。
単純に私が分からなかった、迷っただけということもありますが、こうした可能性があるので第1問目というのは気をつけておいた方が良いと思います。
想像してもらうと分かると思いますが、試験当日、朝起きて試験開始までの間は非常にソワソワしますし、緊張もします。
そして(多くの受験生がそうだと思いますが)、問題用紙を開いて解いてみた第1問目が・・・
・自信を持って正解を選べない。
・なんとか答えを導き出せたとしても、予想以上に回答に時間が掛かってしまった。
という状態に置かれるとほぼほぼ焦るはずです。試験慣れしていない方だと尚更だと思います。
そうなると、次の問題以降もその焦りを引きづります。
もし、第2問目以降も難しかったり、自信を持って回答が出来ない問題が続いたりすると、焦りはドンドン募るばかりです。最悪の場合は、試験中ずっと尾をひく可能性もあります。
そのような状態にならないよう、そういった事態も起こり得ると想定しておきましょう。その心構えが出来ているだけでも、だいぶ違いますよ。
知らない問題はいくら考えても答えは出てこない → 時間の無駄なので早めに見切りをつけて次の問題へ
正解を導き出せそうなヒントが問題文や選択肢にあれば別ですが、一目見た瞬間に「あ、初めて見る問題だ」、「これは完全に知っているか知らないかの知識を問う問題だな」と感じることがあるはずです。
所謂、奇問・難問、知識問題に分類される問題です。
こうした問題は、さっさと次の問題に移った方が懸命です。この手の問題は、時間をかけて考えても答えが出てくるものではありません。
何故なら、知ってるか知らないかの2択なんですから。
(中には消去法などで答えを導けるものもありますが)回答時間を使い過ぎて、試験時間が足りなくなったらそれこそ本末転倒です。この場合、(分からない、判断が微妙といった)チェックだけ付けておいて、次の問題に移るのがBESTです!
だいたい最初に選んだ選択肢が正解 → 確実な間違い、勘違いに気づいた場合は訂正してよし
おそらく、試験後に一番嘆かれる言葉はこれでしょう。
結局、「初めに選んでいた選択肢が正解でした」というパターンですね。見直しの時間が沢山あると、尚のことこういったケースが増えます。
私は、基本的に
(2)最初の回答の際に自信がなかった問題にチェックしておいて後で見直す
(3)それでも時間が余っていれば、問題文全体を見直す
前述の社会保険労務士試験で触れたように、国家資格のように試験時間が長い試験であっても、回答時間が足りなかったり、回答後全ての問題を見直しすることは難しいこともあります。
となると、いかに最初に回答した段階で正解できるかと言うことが大切になります。
それには勿論、問題読んで選択肢を見た瞬間に正誤を判断できるようになるまで勉強して本試験に臨むことが肝要です。
とは言っても、なかなか難しいところもありますので、あとは試験中にどうやって正答率を上がるかと言うところで、冒頭の「最初に選んでいた選択肢が正解だった」という話に行き着くわけです。
実はこれ。多くの受験生が分かっていることだし、実際に経験していることなんですよね。
けど、なかなか実践出来ないのは、何故なのでしょうか?
ある種の経験みたいなところもあると思いますが、「正確な回答(正しい答えや語句)が思い出せずとも、感覚的になんか違う」という第六感を信じることが出来るかどうかだと思います。
そのためには、試験に向けてどれだけ勉強したか、そしてどれだけ自信を持って試験に臨めているかが鍵になるのではないかと思います。
私は本試験の際は基本的に選択肢で迷うことがあれば最初に選んだ選択肢で押し通すことを実践しています。
つまり、「この残った選択肢のうちのどちらかなんだけど・・・どうも決め手に欠く。けど、感覚的にはこっちのような気がする・・・。まぁ、いいかこっちで」といった回答をしたような場合ですね。
案外、「まぁ、いいかこっちで」という気楽な気持ちが最初の意志(最初に選んだ選択肢)を押し通す後押しになっているような気がします。あと、一通り見直しまで終わったら寝るという習慣も、それ以上考えないという意味で効果的なのかもしれません。
というのも、他の問題もあってそちらで得点を稼げる可能性もある訳ですし、そもそも満点を取らないと合格出来ない試験ではないですから、必要以上にある一問に重みを置きすぎないという点では大事な考えだと思います。
けど、ケアレスミスなど明らかな間違いに気づいた時などは、勿論選択肢を変えますよ。
きっと皆さんも、(苦い)経験をしていることだと思いますので、最初の選択肢を選べる強い心を持ちましょう。
(注:最初の選択肢が間違いだったとしても、私は責任を負いませんので悪しからず。)
科目間の休憩時間やお昼休みの過ごし方 → 「今」と「自分」に集中
受験科目が複数ある場合は、試験と試験の間に休憩時間やお昼休みがありますが、その際の過ごし方の注意点は3つです。
注意点1:あまり友達と迎合しすぎないこと。
試験が終わるまでは出来れば一人で過ごして、全神経を次の科目の準備に当てましょう。但し、試験開始前に緊張をほぐすために友だちと軽く会話する程度なら問題ありません。むしろリラックスになりますから、お互いの邪魔にならない程度でやりましょう。
注意点2:終わった科目のことは忘れること(答え合わせしない)
注意点1とも関係しますが、近くに友人達がいたりすると、「ここの問題って何を選んだ?」「え?その問題って●●なの?やばい、間違えた」と言った会話をしてしまい時間を無駄にしてしまいます。
また、間違えたことが分かると不安になり、次の科目へ影響する可能性もあります。そもそも、試験後に答えが分かっても、もう答えは書き換えようがないですから、終わったことは気にせず、次の科目に備えてトイレに行ったり少し歩いて気持ちを落ち着かせるなど休み時間を有効に使いましょう。
注意点3:休憩時間中のテキスト類の確認はあまり意味がないので精神安定剤(気休め)と思って活用すること
同じようなことを「見出し:試験当日に教科書や問題集での確認や見直しはしない → 試験当日は、何をしても一緒。あまり効果はない」の中でも書いていますが、試験直前での確認は、緊張もあってあまり頭に入らないというのが私の持論です(「私は違うわ!」という方は、ガンガン確認して下さい)。
休憩時間中に、あれもこれも確認しなきゃと思って一層不安になるよりも、事前に確認するポイント(例えば一番自信がない分野)を絞っておいてそこだけを確認することで、精神安定に役立てた方が効果的だと思います。
まとめ
以上、私が試験前日・当日、試験中に注意・実践している内容を紹介しました。
私は、事前の勉強と同じくらい本試験当日の体調面、精神面を整えることは大事だと考えていますが、案外他の受験生はそこまで気を回していないようです。
けれど、難関の国家資格は年に1度しか受験チャンスがありません。その1回を無駄にしない為に勉強はもちろん、知識面以外の部分にも気を配っておくことは無駄にはならないと思いますし、試験必勝法の1つだと思います。
最後になりますが、今回紹介したもので、受験生の皆様のお役に立つものが1つでもあったのであれば幸いです。
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