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緊急事態宣言解除後はウィズコロナの時代へ。「新しい生活様式」が日常や感染防止の基準に

 
コロナ感染予防対策の写真(マスクと消毒液)
この記事を書いている人 - WRITER -
経営コンサルタント(中小企業診断士)、人事・労務コンサルタント(社会保険労務士)。福岡生まれの熊本育ち。性格は典型的な「肥後もっこす」。 「ヒト」と「組織」の問題解決(人材教育・育成や組織変革)を専門とする。 また、商社時代に培った経験から財務・会計にも強く、人事面のみならず財務面からの経営アドバイスも行う。 他にも社会保険労務士、中小企業診断士や行政書士など難関国家資格を含む20個の資格にフルタイムで働きながら1発合格した経験を生かし、資格取得アドバイザーとしても活動中。
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■【「終息」と「収束」について】以下のように使い分けています。
・「終息:完全に終わる」
・「収束:(状況・事態などが)ある一定の状態に落ち着く」

緊急事態宣言解除=コロナ終息では無い

コロナウィルスのワクチンのイメージ写真

先日(2020年5月25日)、全ての都道府県で緊急事態宣言が解除されました。

我々が注意しなければならないことは、あくまで「緊急事態宣言」が解除されただけであり、新型コロナウィルスが日本国内から消えた訳でもなく、感染の恐れがなくなった訳でもないということです。
当然ですが、「緊急事態宣言解除=コロナ終息」では無いのです。

せっかく国民の協力(一ヶ月半もの自粛)で新型コロナウィルスを抑え込みできた訳ですから、引き続き、油断することなく各々で出来る新型コロナウィルス感染防止対策を続けていかなければならないことは言うまでもありません。

世界はコロナウィルスと共存する社会を選んだということ

(当HPでは、政治的なお話はしないようにしていますので、あくまで一般論程度での言及に留めておきますが)

2020年4月上旬と比べれば、現時点(2020年5月29日時点)では新型コロナウィルスは「収束」に向かっていると言えるでしょう。
ただし、第二波の懸念を考えれば、今後の我々の行動次第という条件が付いてきます。

緊急事態宣言の名の下、都道府県が出していた休業要請も、各行政機関が示した目安となる指標をクリアしたことで、一部の業種等を除き休業解除しています。

コロナウィルスが終息していない以上、コロナウィルスと共存し、Withコロナの時代でいかにして経済を戻すかということが大切になる訳です。

共存するために、「マクロ」ではなく「ミクロ」で出来ることをやる

いきなり「コロナウィルスと共存する」「経済を回す」「経済を活性化する」というマクロな視点に立っても、実際何からやれば良いのか分からないと困惑する部分もあると思います。

例えば、資格勉強では、長期・短期の計画を立て、一つ一つクリアして最終的に大きな目標(合格)を達成するやり方をしていきます。
実際、東京都の休業要請解除は、ステップアップ方式を取り入れていて業種ごとに適用して休業解除を進めていますよね。

ひとまず、経済活性化という大きな目標への先導は、国や都道府県に任せるとして、一般人の我々はマクロの視点に立つより、ミクロの視点に立って各自で出来る範囲の行動をしていくのが無難でしょう。
つまり、コロナウィルスと共存していくために、個人レベル(ミクロの視点)で何が出来るのか、何がやれるのかを模索していくということです。

「新しい生活様式」を基準に個人レベル(ミクロ)で対策を徹底する

とりあえず、個人レベル(ミクロ)で何をすべきかについては、政府(厚生労働省)が出した「新しい生活様式」を一つの指針として見てみたいと思います。

社会保険労務士が所属する全国社会保険労務士会は「厚生労働省」の認可を受けた団体でもありますので…笑。
真面目な話をすれば、新型コロナウィルスは未知のウィルスなので、専門家の出した提言に従うべきであり、我々素人が勝手に独自で判断してやって良いことではないと考えているからです。

注意:この提言された「新しい生活様式」が正しいのか間違っているかはひとまず置いておきます。この場合の「間違っている」とは、今後さらにコロナウィルスの研究が進めば「ここまでやる必要はない、必要はなかった」ということが明らかとなるかもしれません。しかし、何かしらの指針やルールがないと、逆に何をして良いか分からない、何を守れば良いのか分からない、何を基準にすれば良いのか分からないと困惑する人も大勢いますので、この新しい生活様式を一応の参考とするものです。
新しい生活様式の実践例の写真
(新しい生活様式の実践例/厚生労働省HPより)

■ 厚生労働省のHPはこちら(新しい生活様式の実践例)へ

「新しい生活様式」の実践例ですが、上の「(1)一人ひとりの基本的感染対策」「(2)日常生活を営む上での基本的生活様式」あたりに目を通すと分かる通り、これまでの生活の中で感染防止対策として既に実践している項目も多いと思います。


感染防止の3つの基本:①身体的距離の確保②マスクの着用③手洗い
・三密(密集、密接、密閉)を避ける
・ソーシャルディスタンスを確保する(2m間隔を空ける)
・マスクを着用
・家に帰ったら、手や顔を洗う(石鹸で30秒以上丁寧に)
・外出を控える(特に感染が流行している地域には行かない)
・咳エチケット

記事:コロナ感染「死を覚悟する」(追記・20年6月21日)

コロナ関係の投稿記事で、いくつか感染者の談話を紹介していますが、(リンク先:元記事を引用して紹介してあるブログへ)「■ コロナ感染「死を覚悟」 熊本市の50代飲食店長 店名公表決断した思いは」という記事(熊本在住の方)では、コロナ感染により本当に死を覚悟し、入院中に息子たちに遺言とも言えるメッセージを送ったことまで赤裸々に書いてあります。

また、回復後も肺の機能が元に戻らず、息が上がり5分歩くのもやっと、寝ても2時間程度で起きてしまう、毎朝呼吸をして生きていることを実感するといった話も載せてあります。

6月19日から、県を跨ぐ移動が可能になり人の動きがより一層活発になります。ピーク時に比べ、感染者の数は減っているとは言え、無症状者含め、まだコロナウィルスが日本国内に存在するのは間違いありません。
そして感染力の高さから一度クラスターが起これば、あっという間に感染者が増えるのもこのウィルスの特徴です。この記事((リンク先:元記事を引用して紹介しているブログへ)「■ コロナ感染「死を覚悟」 熊本市の50代飲食店長 店名公表決断した思いは」)を読んで、引き続き、気を緩めず感染対策を続けていきたいと思います。皆さんも、感染対策に努めつつご自愛下さい。

外出時、屋内にいる時や会話をする時は、症状がなくてもマスクを着用

屋内でもマスクを着用する青年の写真

実は、この新しい生活様式で一番インパクトがあったのは「無症状でもマスク着用」の項目ではないでしょうか?

新しい生活様式をよく見ると、
「外出時、屋内にいる時や会話をする時は、症状がなくてもマスクを着用」
と明記してあります。

言い換えると、家にいる時以外は、常時マスクをして下さいといっているようなものです。

ただ、海外(イタリアやドイツ)だと、マスク着用が義務付けられていますからね、それを考えると日本はまだまだそこまでの状況には至っていないと言えます。

【おまけ】なぜ、これほどまでにマスクをつけろと言われるのか?

「マスクなしでの入店お断り」
「入店の際はマスク着用を義務付ける」

「マスクをせず歩いている、けしからん」
「電車内でマスクもせずに大声で話さないで」
「マスクをせずに話しかけてこないで」
コロナ禍では、こうしたお店からの通知や、市民からの非難の声をしばしば見聞きします。
「新しい生活様式」でも、「外出時、屋内にいる時や会話をする時は、症状がなくてもマスクを着用」と明記されています。

なぜ、これほどまでにマスクの着用を求められるのでしょうか?

『大前提』:マスクを着けててもうつるし、逆に感染し者が着けてても周りにうつすこともある

新型コロナウィルスと戦っていくには思い込みや偏見などは持たず、最新情報に耳を傾け必要に応じ臨機応変に対応することが求められます
「#マスク信者」なんてハッシュタグも生まれましたが、情報の信憑性も判断しなければなりません。

本記事では、山中教授のHP「山中伸弥による新型コロナウィルス情報発信」で言及してある内容(マスクの効果など)を大前提にお話を進めます。

そのHPの中で、マスクに関して以下のような記載があります。

【感染様式と対策】
・コロナウイルス感染者(注:新型ではない)では、マスクにより飛沫やエアロゾルへのウイルス排出が抑制できることが示唆された。本研究は普通感冒の原因のコロナウイルスが対象であるが、新型コロナウイルスにおいても、マスクの同様の効果が期待できる可能性がある

【証拠(エビデンス)があり、正しい可能性が高い情報】
・手洗いやマスクをしていても感染することがある

正しい可能性があるが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報】
・感染している人がマスクをすることにより、他の人への感染を減らすことが出来る(可能性があるが、さらなる証拠が必要)
・新型コロナウイルスは、換気などの条件によってはエアロゾル(直径5μM未満の飛沫)感染する可能性も示唆されていますが、さらなる証拠が必要。

正しいかもしれないが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報】
・感染していない人がマスクをすることにより、感染予防に効果がある(かもしれないが、さらなる証拠が必要)

つまり、何が言いたいかというと、マスクは万能、完璧なものではないということです。
マスクをつけていても、手洗いが不十分であればそこを経由して感染するかもしれませんし、逆に屋外で周りとの距離があり黙っているような場合であればマスクをしていなくてもうつす可能性は低いと言えます。

また、少しずつマスクが店頭に並ぶようになってきたとは言え、マスクを持っていない人も一部ではいます(政府が配布する布マスク、通称「アベノマスク」が届いていない所もまだ多くあります)。マスクをしていない人を見かけたからと言って、マスク警察のような真似はせず、嫌なら自分から距離を取るなどしましょうね(物理的に難しい場合もあるかもしれませんが…)。

飛沫感染(ニュース記事付:咳の飛沫2m離れていても吹きかかる)

ご存知の通り、新型コロナウィルスは飛沫感染接触感染により感染するとされています。
飛沫感染とは、咳やくしゃみをした際に生じる比較的大きな「飛沫」や、呼気に含まれる飛沫などである「エアロゾル」中にウイルスが含まれ、その飛沫などを吸い込むことで感染が広がる経路を言います。

「咳」や「くしゃみ」といった症状がある方にはマスクを着用することで飛沫が飛ばないようになります。また、同じように「会話をする、喋る」時には、飛沫(ツバ)が飛ぶこともあるので、マスク着用を求めるのも当然だと思います。

ニュース記事:【せきの飛沫、2m離れていても大量に吹きかかる スパコンが予測動画「マスク、間仕切りを」】

実はただ呼吸をしてるだけでも、呼気の中にウィルスが含まれる(検出される)!

緊急事態宣言解除後、図書館、博物館、百貨店など会話が目的ではない場所でもマスク着用をほぼ義務付けての開館となっています。

アメリカのとある研究所の発表では、新型コロナウイルスの感染について、「咳やくしゃみだけでなく通常の呼吸や会話を通じて伝染する可能性がある(4月3日付)」との見解を示したそうです。
他にも「全く咳をしなくても呼気にウィルスが検出された例もある」という報告もあります。

つまり、ただ呼吸をしているだけでも、呼気の中に飛沫(微小飛沫、エアロゾル)が含まれており、もしウィルスが含まれていれば、そこが感染源となって広がる可能性があるそうです。
ただし、どちらかと言えば屋外より(屋外でエアロゾルが発生する可能性はほぼない)も換気の不十分な屋内では注意すべき事柄かもしれません。

発症の2日前が一番感染力が強い

最近の研究により、「新型コロナウィルスの感染力のピークは発症2日前ということ」が判明しました(それに伴い、濃厚接触者の定義も変更されました)。

新型コロナウィルスに感染した人が周りにうつす恐れがあるのは、発症後ではなく発症の2日前からうつす可能性があるということです。

厚生労働大臣が、2020年5月29日の記者会見で、「国内外での研究では発症日から7~10日程度経過した場合にはウイルスが検出されない。また検出されたとしても感染性がほとんど無いという知見が示されている」とのコメントがあったそうですが、当然ながら、発症後も一定期間感染力があります(人にうつす可能性あり)。

ただ、発症2日前というと症状が出ていない状態です。
「周りにうつさないように、症状がなくともマスクを着用して!」と言われるのはこうした理由からです。

発症しても、無症状の感染者がいる

発症2日前に感染力のピークがあることが分かったといっても、発症後も感染力があることに変わりはありません。

ですが、この新型コロナウィルスの困ったところは、発症しても無症状の感染者が存在するということです。

通常、「発熱、咳、くしゃみ」といった症状があれば、身体もしんどいですし、むやみやたら出歩かない、回復するまで家で静養しようという判断になると思います。特に日本人は「風邪ぎみかな?」とか「ちょっと咳が出るな」と感じたら、マスクを着用して周りに配慮する習慣がありますので、今のような状況であれば何かしら症状があれば自重する方が多いはずです。

しかし、無症状だと出歩くことは勿論、マスクも着用しないという方も多いので、結果として知らない間に自分以外の誰かに感染させてしまう恐れが出てきます。つい先日も、5月25日にブラジルから帰国した男女4名が無症状だけどPCR検査で陽性だったとの報道があったばかりです。

ちなみに厚生労働省のHPにも以下のような記載があります。

新型コロナウイルス感染症は、無症状や軽症の人であっても、他の人に感染を広げる例があります。新型コロナウイルス感染症対策には、自らを感染から守るだけでなく、自らが周囲に感染を拡大させないことが不可欠です。そのためには一人ひとりの心がけが何より重要です。

完璧ではないが、相手にうつさないためにもマスクを着用した方が良い

今回の新型コロナウィルス の特徴をまとめると、以下の通りです。

(1)飛沫感染と接触感染でうつる
(2)呼吸(呼気)にもウィルスが含まれるエアルゾル感染の可能性もある
(3)発症の2日前が感染力のピーク
(4)無症状の感染者がいる
(5)(3、4)から、症状がなくても(会話や呼吸により)人にうつす可能性がある

確かにマスクは完璧なものではありませんが、新型コロナウィルスの特徴や山中教授のHPの内容などを鑑みれば、マスクを着用する意味は確かにあると思います。

更に言えば、他者から自分への感染予防効果よりも、自分が他者にうつさないという意味で、マスク(サージカルマスクにしろ、布マスクにしろ)を着用することによって、(ウィルスを含んだ)飛沫飛散の防止や低減に効果があるのは間違いないでしょう。
どんなに日頃、咳エチケットに気をつけていても、無意識に咳やくしゃみをしてしまって、無防備に周りに飛沫を飛ばしてしまう場合もあるはずです。そうした事態をマスクは防いでくれるので、日頃から常時着けておく意味はあると思います。

【補足】
布マスクはサージカルマスクよりよりも濾過機能が明らかに落ちてしまいますが、飛沫飛散の防止・低減では有効とされています。

第二波の懸念…北九州市

「北九州市で第二波か!?」といったニュースが放送されています。

北九州市では、5日間(5月23~27日)での感染者22名が報告されていますが、うち17名が感染経路不明で感染者した方々の居住地も小倉、八幡、若松など北九州地方で点在しています。
21人がこれまでの1日での感染者の最多でしたが、5月28日に21人、5月29日は26人と最多感染者を更新しています。しかも、最近は小学生や中学生など若年層の感染者も出ています。
5月23日~5月29日のたった7日間で新規感染者が69名。3月1日~5月22日までの間で76名だったことを考えるとものすごい勢いで増えており、気づかない間に市中にコロナウィルスが蔓延しているように感じます。

日付新規感染者数
3月1日~5月22日76件
5月23日~5月29日69件
5月23日以降の内訳
 5月23日3件
 5月24日3件
 5月25日6件
 5月26日2件
 5月27日8件
 5月28日21件
 5月29日26件
北九州の新規感染者の推移

■ 北九州市内の状況(新型コロナウィルス、市HP)

位置的にも、北九州市は九州の玄関口でもあり、山口県下関市や福岡県福岡市(博多や天神)方面へ通勤したり、移動したりする人も多いため、今後これらの地域にも感染が拡大する可能性もあります(小倉と博多間は新幹線を使えば20分とかからない距離なので行き来がしやすい)。

こうした第二波の懸念は、北九州市だけではなく、どの県どの市でも起こりえることです。「勝って兜の緒を締めよ」「襟を正す」ではないですが、気を緩めずしっかり感染防止対策をしていくしかありません。というか、我々一般市民にはそれしかできません。

まとめ

さて、緊急事態宣言が解除されたと言っても、新型コロナウィルスが終息した訳ではないのはご存知のとおりです(さらに数ヶ月、全国民が真面目に自粛を続けて入れば別だったかもしれませんが…)。

そんな中、緊急事態宣言が解除されたということは(引き続き、外出自粛は求められていますが…)、我々人類は、この新型コロナウィルスと共存していく道を選んだということです。

緊急事態宣言が解除されたとは言え、求められる行動は、三密を避ける、手洗いうがい、マスクの着用などはこれまで通りです。

本記事でも紹介した「新しい生活様式(厚生労働省発表)」に定められたことや、あるいは自粛期間中に我々がやって来た感染防止対策を各自が引き続き実践しなければならないということに変わりはありません。

第二波の懸念や今年の秋冬にかけての再流行などを考えると、新型コロナウィルスが終息を迎えるのは年単位でかかりそうです。

ウィルスという目に見えないものを相手とする以上、一人一人が感染者であると思って行動することが大切になってきます。特にほとんどの国民がPCR検査も抗体検査を受けていない以上、「自分は罹っていない」とは断言できない訳ですから(無症状の感染者もいるので)。
そういう意識を持つことで感染拡大を防止できますし、結果として医療崩壊を起こさないことにも繋がります。

以前、羽鳥慎一のモーニングショーで、コメンテーターの玉川徹氏が「日本人がマスクをしていたのは(うつりたくないという)エゴだったんですね」と言った発言をしたため、ネット上で炎上していましたが…(汗)。

「マスク信者」に見られるように、「マスクをしていれば罹らない」と思っている人もいます。逆に、「自分が周りにうつさないためにマスクをしている」という人もいるでしょう。或いは、「マスクをしていないと白い目で見られるので…」、「周りがみんなマスクをしているので(一応自分も…)」と言った人もいます。

それぞれの内心が、エゴであれ他者を思う気持ちであれ、見栄であれ、結果としてマスク着用につながり感染拡大防止につながっていれば良いのではないかと思います。

ただ、新型コロナウィルスと共存し、経済を回していくことになった以上、新しい生活様式で提言されているような「三密を避ける」「マスクを着用する」「手を洗う」「ソーシャルディスタンスを確保する」といった個人レベルで求められる感染防止対策を全員がやり続けなければなりません。逆に言えば、それがコロナと共存していくための「最低条件」だと言えます。

それが出来なければ、新型コロナウィルスの感染「拡大」と「収束」を繰り返しながら、「三歩進んで二歩下がる」、下手したら「一歩進んで二歩下がる」という状況が続くだけでしょう。

最後に…個人的な見解

基本的には本記事にも書いている通り、不要不急な外出は避けつつ、「自分がもしかしたら感染者かもしれない」という意識のもと、「自分が罹らないためではなく、他人にうつさない為」にマスクを着用し、慎重な行動を取るように注意しています。

とは言え、正直、医療従事者でも感染してしまうわけですから、どんなに頑張って感染防止対策をしていても自分も罹ってしまう可能性はあります。
新型コロナウィルスに罹りたくなければ、家から一歩も出なければ良いだけですが、withコロナで進む以上は自分でやれるだけの対策は行い、あとは天命に任せるのみです。罹った場合、あとは自分の免疫との勝負です。

あと、社労士として少し言及するならば、「職場で上司や同僚がマスクをせずに話しかけてきて困る」といった声も、職場の悩みとして聞こえてきます。

ストレスと同じようにコロナへの感じ方も人それぞれです。
マスクなんて不要という人もいれば、コロナウィルスに罹るかもしれないという恐怖や不安を抱きながら働いている人もいます。
会社として、従業員に業務上必要なこととしてマスクを着用するよう指示命令を出すことは可能です。しかし、マスクを着用しない者に、その都度、注意していたらきりがありません。
しっかりと会社の方針を伝えるとともに、守らなければしかるべき対処をするという意思表示をはっきりと示しておくことも、従業員の安心安全のためには必要です。

また、会社では従業員に指示命令できたとしても、プライベートな部分を完全に制御することは不可能です。個人の良心に任せるしかないと言えばそれまでですが、節度ある行動をしてもらえるよう、コロナウィルスへの正しい啓蒙も忘れないようにしましょう。
緊急事態宣言解除後は、社長が毎晩のように飲み歩いている…なんて状況だと、全然説得力がないですからね。(そんな経営者はいないと思いますが)注意しましょう。

マスクを常時着用していれば、不意や油断、無意識下での咳やくしゃみによる飛沫飛散を防いでくれる

個人的にマスクの有り難みを感じるのは、不意や油断した時、或いは仕事や作業をしていて他のことに気が向いている時の無意識下に近い状態でくしゃみや咳をマスクが受け止めてくれることです。
正直いくら気をつけていても、仕事や作業をしていたりして、他のことに気が向いている時や不意・油断している時は、咄嗟の咳エチケットが間に合わないケースがあります。
みなさんも、最近「あっ、周りを気にせずに咳やくしゃみをしてしまった」という経験があるのではないでしょうか?

しかし、そうした場合でも、最低限マスクを着用していれば、周囲に無防備に飛沫を飛ばすことだけは防げるので有り難いなと思います。

流石に、マスクもせず、咳エチケットもせずに、咳やくしゃみをするのは、周りから見てても気持ちの良いものではないですからね。
PCR検査や抗体検査が受けられない以上、くしゃみや咳をした人が感染者ではない保証はどこにもないのですから、周りに忌避感を抱かれてもやむなしです。
外出時の常時マスクは大人なら最低限守るべきマナーでしょう。

引き続き、個人レベルでできる感染防止対策を続けていくしかないですが、意識しているのは、「よく食べ、よく寝て、よく運動する」の3つです(笑)。
規則正しい生活こそが、免疫力を高めるらしいので!
皆さんも、気を抜かず体調に注意して過ごしていきましょう。

おまけ:マスクしなくても黙っていれば問題ない?

■ 京大准教授 マスクをしていなくても黙っていれば問題ない 席あけ必要なし

ニュースで紹介されていましたが、確かに黙っていれば飛沫が飛ばないのは正しいのでしょうが、不意とか気の緩み、うっかりで咳やくしゃみをする可能性があるので、安全のためにマスクをつけるのではないでしょうか?

黙っていればマスクなしでも映画館で席を空ける必要はないとおっしゃってますが、不意に咳やくしゃみがすれば、周りに飛沫を飛ばすのでは?
理論的には正しくとも現実的には難しいのではないでしょうか?
ましてや咳やくしゃみといった生理現象はコントロールしずらいですからね。
また、上映中は喋らなくとも、その前後では友人等とお喋りをすると思いますし。

マスクなしでいて、咳やくしゃみが出そうなときに手で押さえてしまい、その手で椅子とかいろいろ触ってウィルスを付着させたりしたら感染源にもなりかねませんし、マスクしていればマスクが一応飛沫を押さえ込んでくれるのでウィルスが手に直でつく比率も減ると思いますけどね。
実際、この京大准教授は以下のような内容を発言しています。

外出中は手で目を触らない、鼻を手でさわるな、ましてや鼻くそはほじらない。(かくれてやってもダメ!)唇触るのもだめ。口に入れるのは論外

引用:京大 宮沢孝幸 准教授 発言(注意の呼びかけ)より

私の感覚としても、マスクをしていることで、鼻や唇を(無意識も含め)触る機会は確実に減ったと思います。

今回のような「黙っていればマスク不要」がいつの間にか「マスク不要」の部分だけが取り上げられ、変なヴァイアスがかかって間違った情報が伝わらないことを願うばかりです。
何はともあれ、みんなが正しい情報で正しい感染防止対策が取れれば、感染も防せげて御の字なんですけどね。

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