【資格勉強法】試験当日直前に緊張しない、和らげる方法-天空の城ラピュタ・ムスカ流メタ思考
【アイキャッチの画像は「金曜ロードSHOW!公式Twitter」から引用しております。有名な「目が、目がぁ」のシーンです(笑)】
今回は、試験当日や直前に緊張しない、或いは緊張を和らげる方法を紹介したいと思います。
従って、読者の皆さまは話半分とはいきませんが、ある程度緩い感じで読んでもらえると助かります。きっと人によって合う合わないがあると思いますので…。
【注意事項】にも書いている通り、少々、個性的?特殊?なやり方(考え方)だと思うので、「こんな方法でも意外と効果あるよ!」という感じで参考程度に捉えてもらえると幸いです。
試験前日や当日の過ごし方はこちらの関連記事をご参照下さい。
しっかり勉強をすれば、試験前に緊張するのは当たり前
この緊張しない/緊張を和らげる方法を使うための大前提として、試験当日までにしっかりと勉強をしていることが必要条件となります。
ただ、試験前の緊張をなんとかして和らげたいと思ってこの記事を読んでいる方であれば、この条件は何ら問題なくクリアしているはずです。
何故なら、試験当日や試験直前に「緊張する」ということは、それまでしっかりと勉強を頑張った方にしか起こり得ないことだからです。
合格ライン前後に到達しているからこそ、「本番で苦手な分野の問題が出たらどうしよう」「難しかったらどうしよう」と試験に対する不安や緊張を抱く訳です。
逆に、勉強をあまりせずに受験する方は、そもそも合格ラインに足りていないことを自分自身が理解していて、記念受験のような軽い気持ちで受験するので「緊張すら生じません」。
これを前提に考えれば、試験当日や直前に「緊張してしまうことは悪いことではない」ということです。
だから、まずは「緊張=悪いこと」という悪しきイメージを「勉強を頑張ったからこその『緊張』であり、全然悪いことではない。むしろ緊張は『努力した証拠』なんだ」という風にコペルニクス的転回をして下さい。
このように考え方を変えるだけでも、以前より心に余裕ができ緊張を受け入れられるようになるので随分マシになるはずです。
試験直前に緊張しない方法(緊張を和らげる方法)
これから紹介する一連の流れは、私が試験開始直後に実践しているルーティン(振る舞い)です。
実際これをすることで、不思議と緊張が取れています。
本記事冒頭の注意事項でも触れていますが、もしかしたら、効果があるのは私だけかもしれませんが、そんなに時間のかかるものでもないし、やり方自体も難しいものではないので興味がある方は試してみて下さい。
【注意事項:但し、効果がなくても当方責任は負いませんので悪しからず】
(2)すると、周りの受験生が一斉に問題に取り掛かる様子が目に飛び込んできます。
(3)その状態(ボーッと眺めている)で、2、3度ゆっくり深呼吸します。
(4)と同時に周りの受験生が一斉に問題に取り掛かる様子を見ていると、「一心不乱に問題に取り掛かる受験生」VS「冷静にそれを眺めている自分」という構図が見えて来ます。
(表現は悪いですが)周りの受験生が一斉に問題に取り掛かっている光景がどこか滑稽に映ります。
(5)この時、私は「そんなに一生懸命にならなくても…」「そんなに焦って解き始めなくても…」と言った気持ちで眺めています。
(6)このように周りを少し俯瞰的・客観的に見ることで気持ちが落ち着いてきます。例えるならば、熱々の中に一人だけ冷え冷えの状態でいるような感じです。
(7)続いて、問題用紙に落丁や出題形式の変更などがないかの確認のため、サッと最初から最後までペラペラとページをめくってい来ます(これも大事な作業です)。
(8)(1)〜(7)まで約2〜3分
(9)「さぁ、気持ちも落ち着いて冷静になったことだし、ボチボチ問題に手をつけよう」という感じで周りより遅れて問題を解き始めます。
【補足】
(1)(2):後ろや左右を向いて、カンニングを疑われないようにして下さい。基本は正面を向いて視界に捉えられる範囲を眺めていればOK。
(4)(5):心情としては試験開始と同時に周りが一斉にバタバタと動き出すので、その様子を見るとみんな余裕がなさそうに見えてしまうのです(表現は悪いですけど…)。
そんな状況を傍から見ていると、「そんな張り詰めた感じで、慌てて解き始めてどうするの?」「もっとリラックスして試験と向き合った方が力が出せるんじゃない?」と思うことで少し客観的になれて落ち着いてくるという訳です。
(6):試験開始と同時に周りはバタバタ動くけれど、自分一人だけボーッとしている状態を意識的に作り出すことで、漫画的な表現を使えば「動いているものが止まって見える、スローモーションで見える」ような時間軸が違う状態に感じます。自分と周りとの間に時間差や温度差がある状態と言えば分かりやすいかもしれません。
そのような状態だと、冷静になるし、不思議とスーッと落ち着くので、「さぁ。ボチボチやるか」とリラックスして取り掛かれるので上手く力が発揮できるような気がします。
ちなみに、以前このルーティンを友人に話したら「なかなか性格悪いね〜」と笑われながら言われました(笑)。
ムスカ大佐流メタ思考
このルーティンを考えてみると、ある一つのアニメが思い付きました。
それが、天空の城ラピュタに登場するムスカ大佐という訳です(ここからサブタイトル回収に入ります)。
ムスカ大佐と言えば、アニメの中では「バルス」と並んで、Twitterの中でトレンドになるセリフを幾つも抱える人気キャラの一人です。
その中の一つセリフが今回の本題である、「試験直前に緊張しない方法(考え方)」に当てはまることに気づきました。
そのセリフとは・・・
「ハハハ!見ろぉ、人がゴミのようだ!」
引用:スタジオジブリ製作「天空の城ラピュタ」/ムスカ大佐の台詞
です(笑)。
この台詞は、ムスカ大佐の中でも、1、2を争う人気のセリフですが、苦難を乗り越え(?)、一緒にラピュタ城までやって来た仲間を自らの手で始末する場面で発した一言なので、中々酷い男です。
「ゴミのようだ」と形容していることから、「自分は選ばれた者」「人よりも上位の存在」だと思っていることが言葉から滲み出ています。
これはある意味、自分自身を一つ上の視点から見ているとも言えます。
本記事のサブタイトルにある「メタ思考」とは「自分自身を客観的に見る」とか「一つ上の視点から見る」と言った意味で使われます。
「人は緊張したり焦ったりすると周りが見えなくなる」と言います。
だからこそ、「意識的に周りを見ることで緊張や焦りの対処法にもなる」のではないでしょうか?
ムスカ大佐のように「自分は選ばれた人間だ」「自分以外は虫けらだ」なんて、人を下に見る必要はありませんが、試験当日や直前に限っては「周りのことは気にしない。自分は自分」「この中で自分(だけ)は必ず受かる」「周りの受験生は大したことない」と思い込むと同時に「自分がこの中で一番だ」と思って多少舐めてかかるぐらいがリラックス出来てちょうど良いということです。
(真面目な言い方をすれば、このように思うことで自分に自信を持てるはずです。自信こそが本番で力を出すコツです)
私の一連のルーティンも、ある意味「試験」と「周り(の受験生)」を舐めてかかっていると言えます。だから、友人に「性格悪いよね〜」と言われた訳ですね(笑)。
「どうしても試験前に緊張してしまう」「緊張で頭が真っ白になる」と言った方は、試しにこのムスカ大佐流メタ思考を実践してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、自己防衛のために言っておきますが、周りの受験生を見ながらムスカ大佐のように「ゴミのようだ」とか思ってませんからね(笑)。
せいぜい「みんな頑張ってるなぁ、一生懸命だなぁ」と思う程度です。
おまけ:ムスカ大佐もめっちゃ勉強(努力)している
このムスカ流メタ思考を使うための大前提として、「試験当日までしっかりと勉強していること」ということを述べましたが、この方法のネタ元となったムスカ大佐も同様に多大なる努力をされています。
天空の城ラピュタでは、シータやパズーの敵・悪役として登場し、数々の名言が注目されがちですが、若くして軍の「大佐」という地位に付いていることから、とてつもない努力をしてきたことは容易に想像されます。
また、ラピュタの中枢で古代ラピュタ文字で書かれた石版を初見で解読しています。日本人は英語を読むのにも苦労する訳ですから、この描写だけもムスカ大佐の語学力や高い教養が窺えます。
読める、読めるぞ!
引用:スタジオジブリ製作「天空の城ラピュタ」/ムスカ大佐の台詞
加えてシータのツインテールを銃で撃ち抜いたことやリボルバーの再装填の速さなどから銃の名手であることも分かります。
このように悪役や名言が取り沙汰されがちですが、ムスカ大佐は元々の才能に胡座をかくことなく、努力も惜しまなかった人物であることを補足しておきたいと思います。
おまけ2:ムスカの落下シーン
金曜ロードSHOW!の公式Twitterを見て初めて知りましたが、映画の中でムスカの落下シーンが描かれているみたいですね。
(流石に一瞬の出来事かつ細かすぎて知りませんでした)
ご存知なかった方は、画面(写真)の中を調べてみて下さい。中々分かり辛いです。
まとめ
私の場合は、主に試験開始後のルーティンとして実践してしいましたが、考え方(メタ思考)自体は、試験が当日や始まる前、休み時間などにも応用できるものものです。
私の場合は、試験開始後のルーティンの中に「ムスカ大佐流メタ思考」を取り入れていましたが、考え方自体(メタ思考)は、試験開始前の待ち時間や休憩時間などでも使える方法なので、例えば周りを見て「自分が一番だ」「周りの奴は大したことない」と頭の中では思いつつ、最終確認をすると言った具合に応用できるものです。
むしろ、試験直前に一分一秒を惜しんでテキストと睨めっこしているよりも、ふっと一息入れて周りを見て冷静になるということが出来る方が平常心で受験することに繋がります。